14/03/06 09:11:50.00
東京にある太陽光発電を手がける会社です。去年(2013年)、ある発電事業の
計画が持ち込まれました。
これが、その事業の計画に対して国が認定したことを示す書類です。場所は九州。
1日に最大4万9,000kWを発電できる能力があると、書かれています。
一体どのような場所なのか。業者に同行し、現場を見にいくことにしました。
計画では、35万坪の土地に太陽光パネル20万枚余りを設置するとされています。
しかし、土地の多くは日当たりの悪い北向きの斜面。中には、農地以外への転用が
厳しく制限されている土地も含まれていました。なぜこの土地に認定が下りたのか。
今回の制度では、当初申請の際、事業者名や設備の概要などが書いてあれば、土地の
所有者の許可はなくても認められる仕組みでした。
土地所有者の一人「初耳です、聞いたことない。何でここを選んだのか、
それを聞きたい」
この計画に対し太陽光発電を手がける会社では、実現の見込みがないと判断し、
買い取りを見送りました。この会社には、これまでにおよそ500件の事業計画が
持ち込まれていますが、そのほとんどが事業化できない案件ばかりだといいます。
太陽光発電事業会社 大山顕徳社長「100件あって、1件まともなものが見つ
かればいいかなというのが、今までの経験です。どちらかというとゴミの山に近い」
当初、書類が整っていれば認定が受けられた今回の制度。新規参入を狙う業者が
殺到しました。その理由は、国が設定した高い買い取り価格でした。
太陽光発電を手がける業者がつくった電力は、既存の電力会社が買い取る仕組みと
なっています。太陽光の買い取り価格は42円。風力や地熱などに比べて、2倍近く
高く設定されていました。
制度では、20年にわたってこの価格で買い取ることが保証されているため、初期の
投資を差し引いても、巨額の利益を得ることができるのです。太陽光発電に関わって
いる業者は、申請もたやすく、大きな利益が見込めたといいます。
太陽光発電に関わる業者「経済産業省もノーチェック、電力会社もノーチェック
ですので、それが20年間保証されるというのは、国が(価格を)保証してくれていると。
非常においしい市場ですので、一挙に過熱してますよね」
※まだまだ続きますが割愛します。全文はソース記事をご覧ください。
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