14/03/05 16:46:29.97
ソースは
URLリンク(www.afpbb.com)
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海では穏やかな波が一般家庭数千世帯分の電力を供給し、都市ではダンスフロアの動きが
ナイトクラブで使う電力を生み出し、地方ではハイキングを楽しむ人々が自分の脚で
携帯電話を充電する電源を確保する─。
これらはすべて、地政的リスクに影響されないクリーンで信頼性のある電力の魅力的な
目標だが、環境発電で電力を得るスマートな「摩擦電気」のおかげで、これらの目標は
すぐ手が届くところまで来ている。
そのように述べる研究論文が、4日の英科学誌ネイチャー・コミュニケーションズに
掲載された。
論文を発表した米ジョージア工科大学の研究チームによると、「停止」と「起動」の
動きを電力に変換する装置の簡単な試作品を作製したとしており、波やダンスや
ハイキング、さらには降雨、コンピューターのキー、都市の交通などを利用して、
センサーやモバイル機器、発電所などをも動かせるようになる日がいつか来るかも
しれないと期待を寄せている。
同大の王中林(ゾンリン・ワン、Zhong Lin Wang)教授(物質理工学)は、
AFPの電子メール取材に「われわれの技術は、何百年も無駄にしてきたエネルギーを
役立てるための大規模な環境発電に活用できる」と述べ、この発明を「革新的」と
評した。
摩擦電気(Tribo-electric)は、古代ギリシャ語の「こする」という単語に由来する
現代用語だ。2つの物質間の摩擦により、電子の電荷が一方から他方に移動することで
電気が作り出される。金属製のドアノブに手が触れた際、「バチッ」という音とともに
静電気が放電される現象が一般的によく知られているものだろう。
-続きます-