【一代記】「竹島の日」に日本で会った在日実業家の思い--朝鮮日報 [03/02]at BIZPLUS
【一代記】「竹島の日」に日本で会った在日実業家の思い--朝鮮日報 [03/02] - 暇つぶし2ch1:ライトスタッフ◎φ ★
14/03/02 09:06:58.33
先月22日に訪れた島根県は、殺伐としたムードに包まれていた。独島の領有権を
主張する「竹島の日」を迎え、右翼が総動員されていた。記念行事が行われた
松江市の近くにある足立博物館で韓国語を使うと、周囲の雰囲気が一変した。

島根県に隣接する鳥取県もまた、独島を狙っているかのような姿勢を見せてきた。
2005年、隣県につられるかのように「竹島は日本の領土」と主張したが、姉妹
提携している江原道との交流や、アシアナ航空の(米子空港への)運航が中止に
追い込まれる危機に直面したことで、2年後に軌道修正した。

鳥取県の象徴で、地元民の信仰の対象となっている大山。標高1729メートルの山で、
禅僧の修行の場として有名だ。頂上が雪に覆われたその姿は、日本の象徴である
富士山とよく似ている。その大山のふもとに、広さ33万坪(約109万平方メートル)の
ゴルフ場があるが、昨年8月、YAMAZENグループの崔鍾太(チェ・ジョンテ)会長
(62)が買収したことで、大騒ぎになった。

国立公園の真ん中、霊峰の麓にあり、43年の歴史を有し、全国2400のゴルフ場の
中でもトップ50位以内に入る、しかも直前までは大手商社・伊藤忠商事が所有して
いたゴルフ場が、一体どうして一介の韓国人の手に渡ったのか、というわけだ。

在日韓国人2世として兵庫県で生まれた崔鍾太さんは、運送会社を立ち上げた
チェ・メンギさんの次男だが、長男が幼くして死亡したため、代わりに長男の
役割を担うことになった。父親はビジネスの天才といわれたが、崔さんが中学校を
卒業した翌日にこの世を去った。

サッカーの名門・北陽高校で主将を務めた崔さんだが、朝鮮人という理由で高校総体
への出場がかなわなかった。失望した崔さんに対し監督は「国籍を変更すればいいん
だよ」と持ち掛けた。その話を母親の権炳佑(クォン・ビョンウ)さんに打ち明けた日、
崔さんの人生は変わった。

「母は『まずご飯を食べろ』と言いました。それからしばらくして、大韓民国が
どんな運命をたどってきたのか、日本は自分たちにとってどんな存在なのか、
と長時間にわたって説明しました。私にとっては初めて聞く話でした。とても
ショックを受けました」

母親は父親に代わって事業を営んでおり、在日韓国婦人会の代表を務めていたほか、
在日韓国民団の中心的存在でもあった。その夜、崔さんは韓国人として人生を送る
ことを決心した。崔さんを実業家の道へと導いたのもまた母親だった。

「サッカーに未練はありました。しかし『私は末期がんで、もう先は長くない』
という母の話を本気で信じていました。ところが、1年たっても、2年たっても、
母は元気でした」

両親が築き上げた平山運輸を土台に「イタリコ」という飲食店を開き、廃業の憂き目に
遭ったが、「ギャラガ」というゲームで成功を収め、貿易業や不動産業、パチンコなど
に事業を拡大、大阪財界の大物へと成長した。

カネのことだけを考えていては、これほどの人物には決してなれなかっただろう。
やがて、韓国大阪青年会議所(JC)や在日韓国商工会議所(韓商)の会長として
在日社会を率い、2010年には1500柱の遺骨を納めることのできる「望郷の丘」を
大阪近郊に開設した。(※続く)

URLリンク(www.chosunonline.com)


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