14/02/14 20:35:30.37
バラエティやニュースといった情報番組、そして、オリンピックのライブまで、あらゆるところにSNSが露出している。
果たしてこれらの発言は万民の声を代表したものだといえるのか。
声なき民の声とは
MicrosoftのPower BI for Office 365は、Excelを使えるなら誰でもビッグデータを使えるようにするというチャレンジだ。
言わばビッグデータの民主化で、現場の社員が気軽にビッグデータを活用できるようにしようというのがMicrosoftからの提案だ。
ビジネスの課題をITを使って解決していくには、昨日まで捨てていたデータを活用することが求められると同社はいう。
だからこそ、誰もが使えるExcelをビッグデータの入り口にし、
出口にもすることで、現場の最前線にいる社員がビッグデータを活用できるようにする。
ちなみに、今、Excelを使えるユーザーは全世界に1B、すなわち、10億人いるのだそうだ。
その10億人がビッグデータを分析することで、今まで見えなかった何かが見え、聞こえなかった何かが聞こえてくる。
駅の地下化と百貨店
Power BI for Office 365の早期ユーザーの1つが東急百貨店だ。
東急百貨店は東急電鉄の完全子会社で、いわゆる電鉄系の百貨店として知られる。特に渋谷は同百貨店の本拠地といってもいい。
その東急電鉄が、東京・渋谷駅周辺の再開発にともない、東京メトロ副都心線との相互直通運転を開始するにあたり、
東横線の渋谷駅を地下に潜らせたのは記憶に新しい。昨年(2013年)の3月16日のことなので、もうそろそろ1年が経つことになる。
東横線渋谷駅の地下化によって、渋谷駅周辺は大混乱に陥った。乗降客の動線が一変したのだから当たり前だ。
渋谷は地下鉄の駅が3Fにあるというただでさえ複雑な構造のターミナルだ。
そこで、東急百貨店は、電車を降りたらすぐデパートという電鉄系百貨店ならではの利便性を捨て去ってしまったのだ。
考えようによっては東京メトロ百貨店になってしまったといってもいい。
さらに、今なお開発は続いていて、東横線渋谷駅、JR山手線、京王電鉄井の頭線渋谷駅、
東京メトロ銀座駅を結ぶ連絡通路はまさに迷宮状態だ。
通路道順は覚えればそれで済むのだが、何しろ遠い。
東横線利用客の中には、もう渋谷で下車しての買い物をあきらめ、渋谷駅では降りずに、そのまま副都心線に入り、
2つ先の新宿三丁目駅まで行って、駅直結の伊勢丹百貨店で買い物をするようになったという話も聞こえてくる。
失われた売り場
東横線渋谷駅の地下化に伴い、渋谷地区の東急百貨店は、
駅からちょっと離れた本店、そして駅至近だった東横店西館、南館、東館のうち、もっとも古い建物である東館が閉館した。
東館は1~7Fの売り場があったが、それらが西館、南館に集約されている。つまり、ほぼ3分の1の売り場スペースが減少したわけだ。
ビッグデータとして、SNSのデータを分析していた東急百貨店は、
東横線渋谷駅の地下化に伴う不便について、「東急死ね!」といった声が多くあることに気がついたという。
乱暴なようだが、Microsoftの開催した記者会見で、
ゲストとして登壇した東急百貨店営業政策室の須崎直哉氏の口から出た実際の言葉だ。
続きます>>2-3
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