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米グーグル傘下の動画共有サイト「ユーチューブ」は、スウェーデンの音楽配信サービス
「スポティファイ」のような定額制の音楽ストリーミングサービスを開始する構えだ。
関係筋が明らかにした。
関係者の一人によると、サービスは12月前に開始される公算は小さいが、登録料は
スポティファイなど競合他社と同じく月額約10ドルで、契約者には無制限に好きな
楽曲へのアクセスを可能にするサービスが提供される。
ユーチューブの新たな提案は、グーグルにとって今年2番目の音楽ストリーミングサービス
となる。年5月に開始した「グーグルプレイ・ミュージック・オール・アクセス（GPMAA）」
も月額定額制の聴き放題の音楽ストリーミングサービスを提供している。
ユーチューブのサービスはGPMAAとはいくつか点で異なる。まず音楽以外に広告なしで
ユーチューブの何百万もの音楽ビデオを提供する。動画にはプロフェッショナルが制作
したものやアマチュアが人気楽曲をカバーしたクリップも含まれる。
また視聴時間をより長くし広告が視聴者に目に留まるよう視聴者を引き付ける狙いから、
旧MTVのように音楽ビデオが相次いで流れる無料の新しい広告付オプションサービスも
提供する。
ユーチューブの戦略に詳しい筋によると、今回の音楽ストリーミングサービスは、
すでに広範にわたる事業領域のさらなる拡大と、動画を掲載するミュージシャンと
共有する新たな収入源を開拓するもの。これはレコード契約を持つミュージシャンに
とどまらない。現在、ユーチューブは独自の番組を持つアーティストなどのパートナーが
もたらした広告収入の一定比率を受け取っている。
関係者によると、有料契約者はグーグルのオール・アクセスにもアクセスが可能になり、
オール・アクセスの契約者もユーチューブのサービスが受けられる。オール・アクセスが
提供するカスタムラジオ局や他の機能は新しいユーチューブのサービスに含まれない。
ユーチューブの新サービスについては、音楽業界誌ビルボードが最初に報じた。
◎URLﾘﾝｸ(jp.wsj.com)