【食物】「自信はあったが、これほど売れるとは…」 食パンの概念を変えた!業界を驚かせた「セブンゴールド 金の食パン」[10/19]at BIZPLUS
【食物】「自信はあったが、これほど売れるとは…」 食パンの概念を変えた!業界を驚かせた「セブンゴールド 金の食パン」[10/19] - 暇つぶし2ch2:諸星カーくんφ ★
13/10/19 18:35:31.27
>>1の続き)

 開発の方向性は固まった。ただ、実際に形にするまでは苦難の連続だった。まずは目標の品質を定めるが、人気の専門店の食パンは
さまざま。食べ比べる中で、うまさは“甘み”という結論にたどりつく。それも砂糖の甘みではなく、次々と食べたくなる素材そのものがもつ
甘みをいかに引き出すかが重要と判断。「上質な小麦粉とパン生地の熟成にこだわることにした」(中村氏)。

 大手を含む製粉3社、製パン4社から提案をもらい、小麦粉の調達では昭和産業の協力を得た。「いつか使いたいと思っていた小麦粉
を思い出した」という同社の責任者が提案したのは、カナダ産の小麦粉。国産小麦などと比べ、パンにするとしっとりとして甘みが強い。
産地が限られ収量も少なく、小麦粉にしては高価だが、セブン&アイHD傘下のコンビニやスーパーで大量に販売できるメリットを生かし、
調達コストを抑えた。

 最も大変だったのは生産工程だ。量販する食パンは通常は粉をこねるところから袋詰めまで全自動で熟成時間も短く、しっとり感を
出すのに必要な水分が少ない。また、専門店レベルの弾力のある食感を実現するには、どうしても手でこねて生地に気泡を含ませる
ことが必要だ。

 この難題に答えたのが中堅製パンの武蔵野フーズ(埼玉県朝霞市)。「いつかはこういう要請が来ると思っていた」と意気に感じた
同社取締役の山下勝治氏は、通常の3倍となる約12時間の熟成時間も確保したうえで、パン生地を手でこねて金型に入れるなど
生産ラインに手作業の工程を加えた。「何百回も試作を重ね、ようやく生産性を高め、安定した品質を得られるようにした」(山下氏)。

 セブン&アイグループ内には250円というパンが売れるか疑問の声もあったが、今年2月、消費者に1斤350円のパンと食べ比べて
もらうテストをしたところ、「7割が新開発した食パンの方を選んだ」(中村氏)。テスト結果を受け販売部門やコンビニ、スーパー各店も
協力。スタートから爆発的なヒットにつながった。

 「価格が高いだけではだめ。この品質をこの価格で実現したことが受け入れられた」と中村氏。10月中には、やはり手作業の工程を
加えたPBのロールパン「セブンゴールド キンのロール プレーン」(1個90円)も発売する。今後も市場に新鮮な驚きを与え続けたい
考えだ。

(終わり)

写真=「金の食パン」の製造ライン。機械だけでなく人の手を加えることで食感を向上させている
URLリンク(sankei.jp.msn.com)
写真=「金の食パン」の製造ライン。フル稼働が続く=埼玉県嵐山町の武蔵野フーズ・カムス第2工場
URLリンク(sankei.jp.msn.com)
写真=「金の食パン」の開発を担当したセブンーイレブン・ジャパン商品本部FF・デイリー部の中村巧二チーフマーチャンダイザー
URLリンク(sankei.jp.msn.com)


次ページ
続きを表示
1を表示
最新レス表示
レスジャンプ
類似スレ一覧
スレッドの検索
話題のニュース
おまかせリスト
オプション
しおりを挟む
スレッドに書込
スレッドの一覧
暇つぶし2ch