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【ソウル=小倉健太郎】韓国サムスン電子が2四半期連続で最高益を更新した。4日、
2013年7~9月期の連結営業利益が前年同期比25%増の10兆1000億ウォン(約9000億円)に
なったようだと発表した。半導体がスマートフォン(スマホ)向けを中心に量、単価とも
伸びたもよう。スマホ本体の拡販も利益の押し上げに寄与した。
10月下旬の正式発表に先立って予想値を公表した。売上高は13%増の59兆ウォン。部門別
の数値は今回は公表していない。売上高営業利益率は17.1%で、4~6月期に比べ0.5ポイント
上がった。4~6月期の営業利益は9兆5300億ウォン。
高級機から新興国向けの低価格機まで幅広く展開しているスマホ事業は拡大が続いている
ようだ。「足元では中低価格機の構成比が増えている」(韓国投資証券)との指摘もあり、
部門利益率は4~6月期に比べ多少下落した可能性もある。
好調が目立つのが半導体だ。スマホ向けの需給引き締まりでメモリー半導体を中心に単価
が上昇。9月上旬にSKハイニックスの中国の半導体工場で火災が発生した後は取引価格が
一段と高くなっている。サムスン電子は出荷量も増えたもよう。
7~9月の平均ウォン相場は、韓国銀行によると1ドル=1112ウォンと前年同期比1.9%の
ウォン高ドル安だった。パネルや半導体の主力工場が韓国にあるサムスン電子にとっては
一定の減益要因になったが、本業の伸びで補った。
市場関係者の事前予想では連結営業利益は10兆ウォンに届かないとの見方も多かった。
韓国の株式市場が開く前の業績予想発表を受け、サムスン電子株は前営業日の終値に比べ
1.4%高い143万8000ウォンで取引が始まった。
ソース:日本経済新聞
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