13/09/22 20:50:52.43
JR北海道が、今月19日に函館線で起きた脱線事故の現場のレールを、事故が起きるまで
補修せずに放置していた問題で、22日夜、JR北海道の野島誠社長が記者会見し、レール
の幅や高低差などが社内の基準に収まらずに、補修されていなかった不具合が合わせて
97か所で見つかったことを明らかにしました。
この問題は、JR北海道が、今月19日に函館線で起きた貨物列車の脱線事故の現場付近を
含む9か所で、レールの幅が社内の基準を上回る値だったにもかかわらず、補修を行わずに
放置し続けていたものです。
これに関してJR北海道は、先ほど午後6時から野島誠社長らが会見を開きました。
それによりますと、国土交通省の指示を受けて緊急の点検を行った結果、レールの幅や左右の
レールの高低差などで、これまでに社内の基準を上回る不具合が確認されたのが、特急列車が
走る本線で49か所、それ以外の、使用頻度が比較的少ない「副本線」で48か所の、これ
までに見つかった9か所も含めて合わせて97か所に上っていたということです。
いずれも、社内の規程に従って補修がなされず放置されていたということです。
JRによりますと、いずれの箇所についても、22日までにすでに補修が行われ、列車の
運行に問題はないとしています。
会見で、野島社長は、問題のあるレールが放置され続けていたことについては、「補修を
先延ばしにしているうちに失念していたとみられる」と述べました。
そのうえで野島社長は、「全社を挙げて安全対策に取り組んでいるなかで、車両のトラブルや
社員の不祥事、それに今回の脱線事故で皆様にご迷惑をかけ、おわびを申し上げます」と述べて
陳謝しました。
JR北海道は引き続き、社員に聞き取り調査を行うなどして放置され続けた詳しい経緯を
調べることにしています。
◎URLリンク(www3.nhk.or.jp)
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