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シャープは20日、アラブ首長国連邦(UAE)・ドバイの施設内で、イチゴを栽培する
「植物工場」の実証実験を始めたと発表した。シャープは植物工場を今後の成長を支える
新規事業の一つに育てたい考え。2015年度までに、イチゴの栽培ノウハウを現地企業に
提供するなどの事業化を目指す。
実験を行う施設を、ドバイの販売子会社の敷地内に設置した。施設では、LED(発光
ダイオード)照明を使った光制御や、独自の浄化技術を活用して施設の空気を管理する。
また、温度や湿度のモニタリングも行い、イチゴの生育をきめ細かく制御する。最大で
月産3000個のイチゴを栽培する。
シャープは09年から、大阪府立大(堺市)と共同でイチゴの栽培に関する研究を進めて
おり、その成果を活用する。中東では質の高い日本産イチゴは人気だが、日持ちがしない
ため輸送が難しく高価という。シャープは、現地生産すれば日本での生産コストの4分の1
程度に抑えられるため、新鮮で質の高いイチゴを安く販売できるとみている。
●シャープがUAEの施設内で始めたイチゴ栽培の実証実験(同社提供)
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◎シャープ(6753)のリリース
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