【医療/採算】医師教育の投資収益は3億円の黒字--免許取得に6800万円(私大医学部)かかっても8年で回収可能、その後は超過利益に [09/16]at BIZPLUS
【医療/採算】医師教育の投資収益は3億円の黒字--免許取得に6800万円(私大医学部)かかっても8年で回収可能、その後は超過利益に [09/16] - 暇つぶし2ch1:ライトスタッフ◎φ ★
13/09/16 13:10:28.77
医師の投資収益を考察してみたい。同一医療法人の他施設において、医師の募集があった。

【1200万円(週5日勤務) 専門性や経験年数の指定なし】

初期研修医(卒後2年間)は、おそらく求人の対象外なので、応募資格は3年目以降となる。

以前の表に、この値を入れて、再掲載する。給与は年額であり、ボーナスと夜勤手当は
含まれているが、超過勤務手当は含まれない。

医師 12000000
正看護師 4752000
准看護師 4252500
理学療法士 3753000
作業療法士 3633000
言語聴覚士 3753000
薬剤師 3472500
管理栄養士 3516000
社会福祉士 3580500
精神保健福祉士 3580500
介護福祉士 3412500
ヘルパー 3172500
ケアマネージャ 3213000
医療事務員 2940000

医師免許の取得にかかる直接費用は、学費が350万円(国立)か、2000-5000万円(私立)か、
どちらかだ。防衛医科大学校や自治医科大学は特殊だから扱わない。

学力による選抜が、事実上ない底辺私大の学費として、5000万円を採用して、高卒から就職
までの逸失所得がヘルパーの年間賃金300万円とすると、医師免許取得には、6800万円の
費用が必要になる。

この法人におけるヘルパーと医師との年間賃金の差は900万円であり、8年あれば、医師免許
取得費用は回収可能である。

つまり、もっとも学費の高い私立医学部に行った場合ですら、大学入学後16年で元が取れるのだ。
その後は、毎年900万円ずつの超過利益となる。定年は65歳なので、初期研修終了後、39年
働くとして、2億8300万円の黒字となる。6800万円(金利含まず)の投資に対する収益は
900万円/年なので、投資収益率は13.2%だ。

この試算は、きわめて控えめなものであり、国公立を出た場合、もっと高賃金の施設で働いた
場合、定年を延長してもらうか、他施設に移った場合は、さらに黒字幅は大きくなり、収益率
は向上する。国公立を卒業するなら、生涯賃金の黒字幅は3億2950万円、投資収益率は41%に
達する。

このように試算してみると、「金さえあったら、国公立を目指して多浪などせず、私大でも
いいからさっさと入るべき」ということになる。また、私大学費は、まだ上げる余地があり、
むしろ安すぎるとも考えられる。

世間的に、「医師は高所得だが、資格取得費用が莫大だからバランスが取れている」という
話があるが、そんなことはなく、圧倒的に儲かるのだ。

*求人の賃金は、政府統計の賃金水準より低いという指摘があったが、最新の雇用状況は、
 新規採用時の条件に反映される。また、医療職には、年功賃金の要素はほとんどない。
 1年目も10年目も同じだ。役職に就かないなら、採用時の賃金が定年まで続く。

◎執筆者/井上晃宏(医師、薬剤師)

URLリンク(agora-web.jp)


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