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12億人以上の人口を抱え、消費をけん引する富裕層や中間層も飛躍的に膨らみつつあるインド。
経済発展に伴い庶民の生活水準は着実に上昇し、目下、薄型テレビの市場シェア争奪戦が過熱している。
■サムスン、LG、ソニーの「3強」が首位争い
インドの薄型テレビ市場で「3強」と呼ばれているのが、サムスン電子やLG電子に加えて、
韓国勢と激しい首位争いを繰り広げているソニー。もともと韓国勢の牙城だったインド市場をソニーが切り崩すことに成功し、
3強が抜きつ抜かれつの仁義なき戦いを続けている。
では店頭での実売価格はそれぞれいくらで、どの程度の値引きをしているのか?
インドの消費者はどんな商品を求めており、店員はどんな売り方をしているのか?
実際に家電売り場に足を運び、白熱する薄型テレビ市場の最前線を追跡してみることにした。
まず液晶とプラズマを合わせた薄型テレビのインド市場でのシェア動向をつかんでおこう。
折れ線グラフは3社の市場シェアを四半期ごとに追いかけた米調査会社NPDディスプレイサーチの統計(台数ベース)である。
インド・ムンバイ市内の各ブランドの売り場
URLリンク(www.nikkei.com)
■薄型テレビの主戦場は40~42インチと32インチ
インド市場では、もともとサムスン電子とLG電子の韓国勢がブラウン管テレビを通じて消費者に深く浸透し、
薄型テレビ市場でも両社が強固な足場を築いていた(インドではブラウン管テレビがまだ相当数使われている)。
だが、近年の大きな市場の変化は、高機能モデルで充実した品ぞろえを持っているソニーが中間層への売り込みも強化し、
韓国勢の首位争いに割って入ったこと。
販売店網、サービス網の整備に加え、クリケットのスター選手や人気女優を起用した大々的な広告戦略も奏功し、
ソニーが市場シェアを急速に拡大。直近では韓国勢がやや盛り返しているものの、三つどもえの激しい首位攻防戦を繰り広げている。
この3強が市場全体の半分以上のシェアを握っている状況だ。
業界関係者によると、薄型テレビでシェア争いの激しい製品は40~42インチと32インチ。
40~42インチは1台目として、32インチは寝室や子ども部屋などに置く2台目として、
消費者が買うケースが多いそうだ(もちろん金銭的な余裕がない消費者は32インチ以下のモデルを1台目として購入する)。
このため各社の品ぞろえも充実しており、消費者への売り込みに力を入れる主戦場になっている。
インドの薄型テレビ市場「3強」のシェア争い
URLリンク(www.nikkei.com)
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