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全国の約7万人から集めた約4200億円が返されないままになっている安愚楽牧場に
18日、ついに強制捜査が入った。
「返金できないと分かっていて誘ったのか」「旧経営陣はせめて真相を語ってほしい」。
出資者からは、警視庁の実態解明に期待する声が相次いだ。
100万円を投資していた50代の男性(埼玉県)が投資を始めたのは2011年7月。
同牧場の経営が大きく傾いていた時期だった。
経済誌の広告が目に留まり、100万円のコースの契約を結んだのは同月24日。
その翌日、「なるべく早く振り込んでくれ」と女性の声で督促の電話があった。
「月末が土日だからかな」。特段不審には思わず、26日には100万円を振り込んだ。
「何だこれ」。8月2日、新聞で安愚楽牧場がオーナーへの支払いを停止したという
記事を見た。すぐにクーリングオフの申し出を郵送したが「対応できない」と
応じてもらえなかった。結局、100万円は今も戻ってこない。
男性は新潟の農家出身。3歳の時、父親が病気で寝たきりとなり、農業と工事現場で
家計を支える母を幼少の頃から手伝った。経理関係の仕事に就いてがむしゃらに働き、
少しずつ預金を蓄えた。
「自分が育った農業に投資できるような商品はないだろうか」。そう考えて投資したのが
安愚楽牧場だったという。
男性は「生き物をネタに人をだます行為は許せない。農業の現場で頑張っている
生産者への冒とくでしかない」と強調した。
◇福岡県内でも被害相談
安愚楽牧場を巡っては福岡県内でも被害相談が寄せられている。
福岡県消費生活センターによると、「安愚楽牧場」に関する相談は2005年度以降
計110件あり、このうちほとんどは同社が経営破綻した11年度に寄せられた。
1人当たりの平均投資額は約1000万円という。
「100万円を預託したが、満期になっても配当など入金がなかった。
会社側に電話しても連絡が取れない」(30代女性)▽「計2000万円投資したうち、
破綻直前に投資した100万円だけでも回収したいが、方法はないか」(60代男性)
などの相談が多かったという。
ソースは
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