13/06/10 14:46:03.96
※以下は若者の労働相談に応えるNPO法人・POSSE代表、今野晴貴氏のツィート抜粋です。
(今野氏のTwitterはURLリンク(twitter.com))
ユニクロから、「訴える」と脅しの通告書。『ブラック企業』(文春新書)で名誉棄損している
というが、私はこの本で、ユニクロには言及していない。「この書籍において貴殿が摘示されている
「衣料品販売X社」なるものが通告人会社らを指すものであることは…明らかであるものと認められ
ます」。
今回のユニクロからの通告書については、本日発売の『文芸春秋』で8ページにわたる長編インタ
ビューで反論しました。私が許せないのは、朝日新聞や他の週刊誌では「実名」で問題にされて
おきながら、ユニクロについて何ら言及していないはずの、「私だけ」を「狙い撃ち」にする姿勢。
柳井氏は、文春新書の『ブラック企業』によって名誉を棄損されたと主張しながら、大手出版社で
ある文芸春秋者社には何もいわず、「社会的に力のない一著者」だけを狙い撃ちにして、脅しの
文章を送りつけてきた。単なる大学院生の私に、億万長者の柳井氏の弁護団から「脅し」が届いた
ことは、極めて滑稽
なぜ、ユニクロに言及していない私が柳井氏から「訴える」と脅されるのか。理由は二つある。
一つは、ユニクロが、「自分はブラック企業だ」と強く自覚しているからだろう。第二に、
「東洋経済」などでも示されたように、社員への圧迫体質と同じで、「力で黙らせること」が
通用すると思っているから
ユニクロでは、新入社員に対し、週刊誌から「日本軍」になぞらえられるほどの圧迫を加えている
という。柳井氏は、「俺の言うことは何でも絶対だ」という強い信念をもっているのだろう。
だが、彼が姑息なのは、決して「力の強い者」には、はむかわないこと。大出版社ではなく、
私や、新入社員を狙い撃つ
もし仮に私が書いた『ブラック企業』の「X社」がユニクロだとしても、同じような「実態」は
朝日新聞や東洋経済で散々書かれている。ユニクロ・柳井氏は朝日や東洋経済を告訴すべきだ。
それができないのは、度胸がないから。社員や一般人にだけ、威勢がよい。何とも情けない
「グローバル企業」である。
ユニクロの柳井氏は、大メディアにはきわめて卑屈な態度を示す。あれだけたたかれたのに、
まったく訴えようとしない。自分たちの社員や新卒に対するのは大違いである。力の強いものには、
こうべを垂れ、力の弱い者には威張る。そういう構図があるのではなかろうか。そんな企業は段々と
見放されていく。
私を「訴える」といっている、ユニクロ・柳井氏が、いかに「日本」を軽視し、「日本人」を
馬鹿にしているか。今日発売の『文芸春秋』で、彼のこれまでの発言を元に徹底的に示しました。
日本人の給料は安くていい。日本に工場を置いたことが間違いだ、など。結局彼は、この国など
どうでもよいと思ってる
◎参考/月刊『文芸春秋』7月号目次
【社員はうつになっても仕方がない ユニクロ柳井社長の「黒い論理」??今野晴貴】
URLリンク(gekkan.bunshun.jp)
◎参考/文春新書『ブラック企業 日本を食いつぶす妖怪』今野晴貴・著
URLリンク(www.bunshun.co.jp)
URLリンク(www.bunshun.co.jp)