13/06/09 01:07:33.04
<前略>
地方の名産品を通販で取り寄せようとしたら、送料が価格と同じくらい高くてびっくり。
なかなか届かない商品を待ち続け、やっと鳴ったチャイムにドアを開けたら、超高齢ドライバー
が立っていてまたびっくり。スーパーの陳列棚からはモノが消え、資材が届かない建設現場
では工事が中断されたまま―。
近い将来、こんな日がやってくるかもしれない。
国土交通省の調べによれば、2015年には14万人のトラックドライバー不足に陥るという。
2006年度にピークの約92万人に達して以来、下降線をたどるトラックドライバー人口。
ピークからわずか2年後の2008年度にはおよそ86万人へと激減した(全日本トラック協会調べ)。
さらに全日本トラック協会では、「60歳未満の大型免許保有者数は今後急激に減っていく
」と予測しているよ。2020 年現在の317 万人から、35 年には223万人と3割減に。さらに
42 年には177 万人まで減少するという。
物流はいわば社会の“動脈”だ。動脈がボロボロになったら、世の中のいろいろなところ
でトラブルが起こる。迫りくる「2015年危機」について、イー・ロジット代表取締役・角井
亮一さんに聞いてみた。
■ドライバー激減で「即日配達社会」が崩壊する!?
今の僕らの快適な生活は、高度に発達した物流システム、そして何よりトラックドライバー
に支えられている、といっていい。
たとえばコンビニ。「店舗面積が小さく商品があまり置けないのに、ほとんど品切れが
見られませんよね。あれは、コンビニの自社トラックが物流センターから1日に数回、商品を
運んでいるおかげなんです」と角井さん。
宅配便もかなりスピーディになっている。今や翌日配送は普通だし、通販だって「注文後
、翌日発送、翌々日お届け」が一般的。アマゾンやアスクル、楽天などでは「午前中注文、
当日発送、当日お届け」なんていうサービスもある。
受注から配送、返品までをトータルにおこなう「フルフィルメント」が広がり、流通の
プロセスがシンプルになったことは大きい。でもやはり、全国津々浦々まで配達してくれる
ドライバーの存在なくして、こんなサービスは成立しない。
もしこのままトラックドライバーが減り続けたら―「配送料無料で翌日配送」なんて
いうフレーズは通販サイトから消えるかもしれないね。鮮度抜群のお刺身がそうそう食べ
られなくなる可能性だってある。
ソース:ダイヤモンド・オンライン
URLリンク(diamond.jp)
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