13/06/04 14:48:04.80
さて、昨日の東京都議会で行なわれた猪瀬都知事の所信表明において、都市機能の24時間化政策、
およびカジノを含んだ統合型リゾートの導入に関して言及が行なわれました。以下、都議会の
中継動画からの書き起こし。
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【平成25年第2回定例会 猪瀬都知事 所信表明】
URLリンク(www.gikai.metro.tokyo.jp)
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(17:00あたりから)
ニューヨークも、ロンドンもパリも、地下鉄の運営は一元化されバスは24時間動いています。
東京でも六本木と渋谷を結ぶ路線で、今年中に24時間運行をはじめることにしました。なぜ
この決断をしたのか。世界のビジネスは24時間動いているからです。
しかし、それだけではありません。私達のライフスタイルに一石を投じるためでもあります。
バスや地下鉄が、24時間動いている欧米の都市では、仕事が終わったあと夜遅くまでオペラを
見て、その後レストランに行く。それが日常の光景です。日本のように終電を気にすることは
ありません。夜を「ゆとり」ある時間に変えることで、東京の新しい可能性を見出して参ります。
(23:10あたりから)
東京を訪れる外国人の数は、2001年の年間270万人とくらべて、2010年には600万人へと
倍以上に増えました。しかしその後、大震災の影響で、旅行者数は落ち込みましたが、
そこから急速に回復し、観光は再び成長産業として再び注目を集めています。先般改定した、
観光産業振興プランでは東京を訪れる外国人の数を2017年には1000万人へと大幅に増やす
目標を掲げました。
国際会議や企業の研修旅行、展示会といったいわゆるMICE機能を強化して、ビジネスで
東京を訪れる人も増やします。臨海副都心では、昨年度からはじめた東京都独自の補助制度に
よりコンベンションホールの新設や外国人向け観光情報の提供といった民間の取り組みを
支援して行きます。今後は大規模なMICE施設とレストランや劇場、大人の社交場としての
カジノなど観光施設を一体とした統合型リゾート施設の準備を検討して参ります。国会に
おける一日も早い法整備を期待しています。
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常々私が申し上げておるとおり、1)公共交通の24時間化、2)国民のライフスタイルの24時間化、
そして3)カジノを含んだ統合型リゾートの導入は、すべてひとつのレーンの上に乗った、東京が
世界の競合都市と戦うためのインフラ整備にあたる施策です。それら施策を、これほどの強い決意で
知事所信表明として語った猪瀬知事には、心からの賛意を示したい。俄然、応援であります。
※長文のため、以下割愛。
◎執筆者/木曽 崇(国際カジノ研究所所長)
◎URLリンク(blogos.com)