13/05/31 08:42:24.83
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政府は30日、東京都心と成田、羽田の両空港を結ぶ新鉄道「都心直結線」構想の推進を
6月に策定する成長戦略に盛り込む方針を固めた。
今秋から地質調査を始め、早ければ2020年代半ばの開業を目指す。
現在は1時間半以上かかる両空港間を直通で結び、鉄道乗車時間を1時間未満に短縮する。
JR東京駅近くに新東京駅を建設し、両空港からのアクセスを良くして観光客や
ビジネス客の利便性を高め、東海道や東北など新幹線を利用した全国への移動も
スムーズにする効果も狙う。
都市直結線は、地下鉄・都営浅草線の押上駅(東京都墨田区)と泉岳寺駅(同港区)との
間を浅草線と並行する形で結ぶ約11キロの新線。地下40メートルより深い部分に
トンネルを掘り、土地の買収が不要となる「大深度地下方式」を地下鉄では初めて採用、
事業費を圧縮する。1日当たりの利用者は約22万人と試算し既存線の混雑緩和も見込む。
押上-泉岳寺駅間は現在、都営浅草線を利用すれば約20分で移動できるが、
大深度地下方式を採用すればカーブ区間を少なくして高速で走らせることが可能となり、
乗り換える必要もない。将来的には在来線最速レベルの時速160キロ運転を想定する。
土地の買収が不要のため工期が短く、「地下では深くなるほど地震の揺れが小さい」
(政府関係者)ことも利点となる。
都心直結線は国土交通省が検討し、13年度予算に計上された新線調査費の対象にも
含まれているが、新駅建設やトンネル採掘費などで約4000億円に上る事業費が
ネックとなり、本格的には進んでいなかった。
安倍晋三政権は都心直結線構想を成長戦略に盛り込むことで、実現に向けて本格的に
取り組む。民間の資金を呼び込んで、インフラ投資に活用する「PFI」を採用し、
国や自治体の負担を軽減する方向で検討する。
新しいシンボルとなった東京スカイツリーへのアクセスが改善する効果も期待される。
政府は東京都や千葉県、鉄道会社などと協議を進め、早期の開業を目指す。
-以上です-
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