【コラム】中国に大勢の外国人労働者が流れ込んでいる。広州市では黒人生活圏も--莫邦富(作家・ジャーナリスト) [05/30]at BIZPLUS
【コラム】中国に大勢の外国人労働者が流れ込んでいる。広州市では黒人生活圏も--莫邦富(作家・ジャーナリスト) [05/30] - 暇つぶし2ch1:ライトスタッフ◎φ ★
13/05/30 10:14:48.41
2枚の写真を前に、私はしばらく言葉を失った。予想していたとは言え、すでにここまで
事態が進行しているという現実を見せつけられると、やはり一種の驚きを覚えてしまう。

■急増する「三非」

そのうちの1枚は、広東省東莞の刑務所内部の写真だ。警察の監視のもとで整列進行をしている
囚人たちの様子が写っている。写真の内容自体に珍しいものは何一つない。しかし、写っている
人物たちをよくよく見つめると、驚かずにはいられなかった。その囚人たちはなんと全員が
アフリカ系なのだ!中国の刑務所に、アフリカ系の犯人がいっぱい、ということを想像するだけで、
びっくりしてしまう。

もう1枚の写真は、厳密に言うと、2枚一組となっているものだ。数十名の若い女性が列に並んで
警察の前で何かの手続きをしているところが撮影されたものである。中国からベトナムに強制送還
された「三非」と呼ばれるベトナム人、と写真のキャプションがそう説明している。

「三非」とは、非合法入国、非合法滞在、非合法就労を意味する「三非人員」の略語だ。
つまり不法入国・滞在・就労の外国人のことを言う。約3年前の2010年8月19日に、本コラムでは、
「『蛇頭』の絶版に見る中国労働力市場の変化~内陸部にまで広がる『三非』問題」と題するものを
書いた。

その中で、1994年に私が密航者や蛇頭に焦点を当て出版した『蛇頭』がロングセラーとなり、
私の多くの著書のなかでも「孝行息子」の一冊となっていること、蛇頭という中国から移植して
きた言葉も次第にスネークヘッドからジャトウと読むように変わり、知らず知らずの間に、新しい
日本語として日本社会に定着していった、といったことを振り返った。

しかし、世の中に終わらない宴はない。これほど売れていた『蛇頭』も次第に売れなくなり、
やがて絶版となった。代わりに今度は外国の蛇頭が、外国人の密航者を中国に連れてくるような
現象が中国各地で広がっている。これまでは外国で中国人密航者が強制送還されていたが、今や
その逆バージョンが中国で起きている。2枚目の写真はまさにそのことを物語っている。

古いデータとなったが、1995年から2005年までの10年間で、中国側が強制送還した外国人の
「三非人員」はのべ6万3000人だった。年間平均を取ると、6000人ぐらいだった。しかし、
2006年一年間で、中国側が強制送還した「三非人員」は1万6000人にも及んだ。しかも、
その数は猛烈な勢いで増え続けている。今や中国における「三非」外国人の存在はむしろ一種の
黙認事項となっている。

■中国は労働力欠乏時代へ

2011年11月24日、本コラムでは、「中国がこれから労働力輸入国になる前兆!?雲南省の国境の
町で見た外国人労働者の現場」と題するレポートを発表し、雲南省内の国境地帯の町・和順で
働いているミャンマー人やその他の外国人を目撃し、「三非」外国人が働く現場を垣間見た様子を
伝えている。

そして、「労働力不足の中国では、私が和順で出会ったような光景を目にする機会がもっと増える
だろう。私の持論だが、中国はやがて労働力輸入国になるかもしれない。和順で見た外国人労働者
が中国で働くそのワンシーンは、やがて中国のビジネス現場での恒久的な風景になるのかもしれない」
とまとめている。(※続く)

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