13/05/13 08:38:23.14
外食各社の価格戦略が分かれ始めた。
輸入食材の価格上昇などで値上げに踏み切る動きが出ている一方で、一段の値下げで
集客増を図る試みもみられる。来年4月の消費税率引き上げも見据え、価格設定に
苦慮する企業も多い。
◆消費者心理
コーヒーチェーン「プロント」を運営する「プロントコーポレーション」
(東京都港区)は4月にコーヒー(レギュラーサイズ)を20円値上げして
220円とした。世界的なコーヒー豆価格の上昇と円安の進行で
「企業努力ではコスト増を吸収できない」と約6年ぶりの値上げに踏み切った。
魚の輸入価格の上昇で、回転すしチェーン「スシロー」は単価の高い商品を
提供し始めた。「全皿105円」をアピールしてきたが、一部の店舗で提供していた
「特ネタ中とろ」など一皿189円のメニューを今夏までに全国345店舗で展開する。
チェーンを運営する「あきんどスシロー」(大阪府吹田市)は、
「上質のすしを求める顧客が増えた」とみる。株高や景況感の改善で「多少高くても
おいしい方がいい」(会社員の女性)と“少し高め”でも受け入れる消費者心理も
こうした動きの背景にある。
◆集客重視
値上げより客数の増加を重視する動きも目立つ。
4月に牛丼「並盛」を280円に100円値下げした吉野家では来店客数が増え、
4月の既存店売上高は前年同月比11・1%増となった。
既存店売上高が前年実績を上回るのは7か月ぶりだ。「来店客が3割増えれば
売上高は15~20%増える」(安部修仁(しゅうじ)社長)と薄利多売にかじを切る。
ドミノ・ピザジャパン(東京都千代田区)は持ち帰りピザの購入客に「1枚無料」の
キャンペーンを続けている。
ガソリン価格の高止まりなどで宅配コストが上昇しているため、店頭販売を強化する
狙いもある。
◆神経戦
来年4月に消費税率の引き上げを控えた外食業界にとって価格設定は難問だ。
日本マクドナルドは「増税と同時に値上げすれば、消費は冷え込む」
(原田泳幸(えいこう)社長)とみる。円安による食材の輸入価格の上昇を契機に、
先手を打って今月7日に100円のハンバーガーを120円に値上げした。
他メニューにも広げる構えだ。
ソースは
URLリンク(www.yomiuri.co.jp)
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