13/04/22 23:43:19.35 zuopTiDo
資本主義を崩壊させる主因は、「富の過剰な集中」と「自由貿易」の2つである。
現在の世界では、ごく少数の資産家に富が偏り、
その偏った富が世界の金融経済を動かしている。
そして、その一方、
明日の生活の糧を得ることもままならない
貧しい人たちが数多く存在している。
富の集中しているごく少数の資産家たちは、
自分たちが大量に貯めた金を使おうとせずに、
より金持ちになろうとするがために、
ただひたすら貯蓄に励み、消費活動をあまり行わず、
その一方で貧しい人たちはもともとお金がないため、
無い袖は振れず、消費活動を活発に行うことが出来ない。
消費活動が鈍化すれば、
いくら供給を喚起しても無駄なのである。
更に国際間の競争が激しくなると、
生産者は競争力をつけるためにコストを下げざるを得ない。
コストを下げるためには人件費、
つまり労働者の賃金を低く抑えざるを得なくなる。
労働者の賃金を低く抑えれば、
無い袖は振れないので結局消費活動は鈍化してしまう。
消費活動が鈍化すると不況の原因になる。
だから、自由貿易には反対なのである。
by ラビ・バトラ (大学教授・イグノーベル経済学受賞者)