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日本銀行の黒田東彦総裁による積極的な金融緩和は米国の住宅金融投資会社、ファニーメイ
(米連邦住宅抵当金庫)とフレディマック(米連邦住宅貸付抵当公社)に恩恵をもたらす
可能性があると、BNPパリバが指摘した。
日銀の緩和策で日本国内の資産の利回りは記録的な水準まで下がり、日本の投資家は相対的
に利回りが高い海外の高格付け資産を探していると、BNPパリバの五十嵐聡シニアポート
フォリオストラテジスト(東京在勤)が電話インタビューで述べた。米政府と同等の高い
格付けを得ているファニーメイとフレディマックの住宅ローン担保証券(MBS)は特に
魅力があると五十嵐氏は指摘した。
日銀の政策を背景に日本国債10年物利回りは5日、過去最低の0.315%を付けた。30年債も
10年ぶり低水準となり、日本時間12日午前10時28分現在は1.495%。ブルームバーグのデータ
によれば、米国のMBS利回りは平均で2.51%。
五十嵐氏は低いリターンの「国内だけで話をしていても基本的には難しい」と説明、ファニー
メイとフレディマックのMBSならば円建てで2%程度の利回りを得ることができると指摘
した。これは米10年国債よりも有利になる。日本時間午前9時18分の米10年債利回りは1.79%。
横浜銀行はすでに外債購入を増やす計画を策定している。五十嵐氏は「横浜銀行のような
動きは増えるだろう」と語った。
原題:Fannie, Freddie Set to Get Kuroda Yen on Yield Allure, BNPSays(抜粋)
ソース:Bloomberg
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