13/04/13 06:34:12.03
高い支持率をバックに、ついにTPP(環太平洋パートナーシップ)協定交渉会合への参加
を表明した安倍政権。なかでも注目されているのが、安倍首相が“聖域”と表現した、
コメ、牛肉・豚肉、麦、甘味資源(砂糖)、乳製品の5品目の行方だ。
TPP参加によって、すべての農産物の関税がゼロになるという最悪の状況を想定した場合
、これらの5品目はことごとく輸入品に置き換わってしまう可能性が指摘されている。
そのため、安倍首相は5品目を“聖域”として、関税撤廃の例外にしようと考えているのだ。
実際に“聖域”を守れるかどうかは、あくまでTPPの交渉次第。だが、その肝心の現場が
、どうも日本に不利な状況になっているらしい。NPO法人「アジア太平洋資料センター」
(PARC)事務局長の内田聖子氏が語る。
「先日、私はこの目でTPP交渉会合を見てきましたが、その実態は、安倍首相が話した
内容や日本のメディアの報道とはずいぶんとかけ離れたものでした」
参加表明をしただけの日本からは、まだ誰もTPP交渉会合に参加していないはずだが……。
「以前から交流のあった、アメリカのNGO(非政府組織)のメンバーとして登録をして
もらい、TPPのステークホルダー(利害関係者)として参加しました。霧に包まれた
TPP交渉の実態を自分で確かめたかったんです」
内田氏が“潜入”したのは、3月4日から13日にかけて、シンガポールで行なわれた
第16回のTPP交渉会合だ。
「その日、TPP交渉会合に参加していたのは参加11ヵ国の交渉官約300人と、各国の
企業や業界団体、NGOなどステークホルダーが200人から300人。多く見積もって
総勢600人ほど。TPPは交渉する分野が幅広いので、参加国はそれぞれ専任の担当官を
集めた交渉チームとして会合に臨みます。そこには国力の差が表れていて、例えば、アメリカ
が20人ほどの交渉担当官をそろえている一方で、ブルネイやベトナムは10人もいない。
小国は常にハンデを負うことになります」
その現場では、どのようにして交渉が行なわれるのだろうか。
「いざ公式の交渉が始まれば、21の分野ごとに長時間にわたって話し合いが行なわれる
のですが、会議室に入れるのは各国の交渉官だけ。私たちステークホルダーは入れません。
TPPの交渉は完全な密室で行なわれます」
ソース:週プレNEWS
URLリンク(wpb.shueisha.co.jp)
(つづく)