13/03/18 21:40:18.88 TeiwIpeJ
■「金融」の国境がなくなると…
「金融」の国境を取り払う、ってどういうこと?
日 本人が貯金や共済として預けたお金は、その金融機関の倉庫に眠っているわけじゃない。
金融機関はそのお金を、他の人や会社に貸し付けたり、株や不動産など に投資したりする。
これを「資金の運用」と呼ぶよ。倉庫に眠らせてたらお金は増えないけれど、運用すれば利子を取ったり、
株の配当をもらったりできて、だ んだん増えていくからね。
資金の運用は、できるだけ日本国内でされたほうがいい。日本国内でお金が回れば、日本の景気がよくなるからだ。
とはいっても、金融機関は一番儲かりそうだと思うところに投資するから、その投資先が海外になることも当然ある。
でも、これだけは日本国内で運用しなきゃダメ! と決められていたものがある。たとえば、「ゆうちょ」(郵便貯金)、
かんぽ(郵便局の簡易保険)、農協共済。
こうした規制はやはり「非関税障壁」だ。
その決まりさえなくなれば、これらの莫大な資金がウォール街(証券会社や銀行が集中しているアメリカの街)に流れ込む。
そして、ウォール街の連中の儲けが増える。これがアメリカの狙いだ。