13/03/20 19:19:50.22 yg8+a/CZ
~~~~~~TPP危険八木啓代さんのプログ~~~~~~~~~
八木啓代さんのプログ『愛国と原発とTPP』でNAFTAを結んだメキシコの悲惨な状況が解ります。
メキシコの悲惨な麻薬戦争の要因が、NAFTAでの貧富の格差拡大が要因だそうです。
URLリンク(nobuyoyagi.blog16.fc2.com)
1994年に、鳴り物入りで米国との自由貿易協定NAFTAを結んだメキシコは、当時、大きな経済成長を本気で期待していた。
メキシコと米国を比較すれば、人件費は圧倒的にメキシコが安く、農産品も安い。
メキシコの農産物や製品が、米国に有利に輸出できると踏んだのである。
そして、いうまでもなく、これは大ハズレの結果となった。
トマトやごく一部の果物などのわずかな例外を別として、大半のメキシコ農産品は米国に食い物にされたのである。
メキシコの主食で、自給率は100%。むしろ、輸出品であったトウモロコシですら、
(これはさすがに、国家の基盤である主食であるという理由で、最初から自由化されず、段階的に自由化が実施されたのだが)、
それでも、いまや米国産に押されて、自給率は60%台に落ちた。
なぜ、米国より土地代も人件費もはるかに安いメキシコのトウモロコシが米国産に、価格競争で負けるかといえば、
小規模農業であるメキシコに比べ、米国は、大規模に工業製品を大量生産するように作物を作るだけではなく、
メキシコのトウモロコシよりも国際価格が安くなるように、米国政府が、補助金をつけたのである。この補助金によって、メキシコのトウモロコシは競争力において敗北した。
いわゆる、大スーパーマーケットが進出し、その直後の価格破壊的な特売で、周囲の小売業を壊滅させるやり方と言ってもいい。
つまり、メキシコは嵌められたのだ。
ついでに言うと、メキシコの流通業も、いまやほとんどがウォールマートに吸収合併されている。
労働はほぼ派遣に切り替わり、格差がより広がった挙げ句の、治安の悪化と、マフィアの抗争が激化した挙げ句、民間人多数を巻き込むことになった麻薬戦争である