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上場会社のうち、最も稼いだ経営者は誰か。東洋経済の『役員四季報2013年版』によると
、1位はソフトバンクの孫正義社長(55)。2位はファーストリテイリング(ユニクロ)の
柳井正会長兼社長(63)、3位はセガサミーホールディングスの里見治会長兼社長(71)と
日本を代表する現役創業者の名前が続いた。
調査対象は、2011年5月~2012年4月に本決算を終え、1億円超の役員報酬を得た役員を
有価証券報告書で開示した上場企業。役員報酬に配当収入を加えて、配当を含む報酬総額を
算出した(百万円単位、単位未満切り捨て)。
■業績好調でソフトバンク孫社長が首位
1位となったのはソフトバンクの孫正義社長。役員報酬は1億2800万円、これに配当収入
92億6800万円を加えると、12年3月期決算を踏まえた配当含む報酬総額は93億9600万円と
なった。ソフトバンクの業績は「iPhone(アイフォーン)」の販売が好調、データ通信収入が
伸びて12年3月期決算の営業利益は過去最高を更新した。1株当たり年間配当額は10年3月期
、11年3月期と5円だったが、12年3月期は40円と増配したのにつれて、孫社長自身の配当
収入も増えて高額報酬につながった。孫社長は12年3月に100億円を東日本大震災の被災地
に寄付するなど、社会貢献でも話題を集めた。
2位はファーストリテイリングの柳井正会長兼社長。役員報酬は1億5000万円、配当収入50億
9300万円を加えると、配当含む報酬総額は52億4300万円となった。今回の集計は同社が
8月決算のため11年8月期決算を受けてのもの。国内ユニクロ事業が振るわず営業利益が
10年8月期を下回り、つれて役員報酬も前年の3億円から半減した。柳井正会長兼社長は
65歳での経営者引退を明言しており、2月の誕生日に64歳を迎えることを考えればそれほど
時間はない。
12年には、長男と次男が要職に就任した。長男で、子会社リンク・セオリー・ジャパン
会長の柳井一海氏が11月1日付でグループ執行役員に就任。柳井正氏の次男である康治氏も
9月にファーストリテイリングに入社した。柳井正会長兼社長は世襲をしない方針と報じら
れており、その動向が注目されている。
いずれにしても、ともに1994年7月上場で証券コードが並ぶファーストリテイリングと
ソフトバンクの創業社長の稼ぎっぷりが大きかった。
ソース:東洋経済オンライン
URLリンク(toyokeizai.net)
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(つづく)