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アメリカで4年制大学を卒業しても、半数近くは4大卒の資格が要求される仕事に
就けずにいる。
アメリカのNGO「大学の割安感と生産性センター」が今日発表したリポート
「なぜ近年の4大卒は能力以下の職に就いているのか─大学進学率と大学入学と
労働市場の現実」によると、アメリカの4大卒の約48%が大卒の資格を必要としない
職業に就いており、37%は高卒の資格しか必要としない、たとえばタクシーの運転手、
消防士、店員、電話勧誘などに従事している
「多くの人、とくに学士を取得した人は就職しているが、必ずしも良い仕事に就けて
いるわけではない」と、リポートの共同執筆者の一人でオハイオ大学のエコノミスト、
リチャード・ベッダーは言う。
ベッダーは長年、誰もが大学に行くことに反対してきた。4大卒の学位を必要とする
ような仕事がアメリカにどれだけ存在するかを考えると、大学に進学するアメリカ人の
数は多過ぎる。
リポートでは、米労働統計局のデータを使い、2010年にはタクシー運転手の約15%が
4大卒以上の資格を有していた。1970年にはこの比率は1%未満だったという。
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