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［ニューヨーク ２２日 ロイター］ ２２日のニューヨーク外国為替市場では、
円がドルやユーロに対して１％値上がりした。
日銀は昨年１２月に続き金融緩和の強化に踏み切ったものの、一部投資家の間では
想定内の内容にとどまったとの見方が広がった。
日銀は２２日まで開いた金融政策決定会合で、２％の物価上昇率を新たに「目標」と
明確に定め、２０１４年以降期限を定めず国債などを買っていく無期限
（オープンエンド方式）の新たな金融緩和強化策を打ち出した。
１３年中は資産の買い入れペースを増やさないなど、今後の追加緩和への期待も
温存する格好となった。
ウエスタン・ユニオン・ビジネス・ソリューションズ（ワシントン）のシニア市場
アナリスト、ジョー・マニンボ氏は、日銀の決定について「市場では迫力に欠ける
といった見方や失望したとの声が多く聞かれた」と述べた。
ドル／円は０．９％安の８８．７４円。日銀の発表直後に９０．０６円をつけたものの、
その後は戻り売りに押され、一時８８．５０円付近とみられる損切り注文を
巻き込みながら８８．３５円まで値下がりした。
ただ市場では、円高の動きは一時的なもので、向こう数カ月間に再び円安・ドル高の
流れになるとみられている。
クレディ・スイスの国際ＦＸストラテジスト、ベルン・ベルク氏は
「次の日銀総裁が任命される４月以降、追加緩和期待を背景にドル高・円安が続くことに
なるだろう」とし、ドルは今後数カ月間に９２円台に乗せることもあり得ると述べた。
こうしたなか、１月の独ＺＥＷ景気期待指数が２年半ぶりの水準に改善したことで、
円は対ユーロで伸び悩む展開となった。独大手銀行の一角が投資銀行業務の分離を
求められる可能性があるとの観測がくすぶるなか、ユーロ相場は全般的にさえなかった。
ユーロ／円は１％安の１１８．１６円。一時１１７．３１円まで下げた。
ユーロ／ドルはほぼ変わらずの１．３３１７ドル。
ソースは
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