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[ニューヨーク 17日 ロイター] 17日のニューヨーク外国為替市場では
円がドルとユーロに対して3日ぶりに反落。一時1ドル=90円台に乗せ
約2年半ぶり安値をつけた。
日銀が景気浮揚に向け一段の緩和策を実施するとの観測が広がっている。
一方、ユーロは対ドルで3日ぶりに反発。
スペインの国債入札が堅調だったことや、ポルトガルが予定通り市場復帰を果たす
との見方がユーロを支援した。
ドル/円は、90円水準にあったオプションバリアを突破し、一時2010年
6月以来の高値となる90.10円をつけた。その後押し戻され、終盤は
1.7%高の89.89円。
日本当局が市場介入を行った2011年11月以来の大幅な上昇率となった。
ドル/円は、1月の米フィラデルフィア業況指数が予想外のマイナスとなったことを
受けて上げ幅を縮小する場面も見られた。新規失業保険申請件数と住宅着工件数が
予想以上に好ましい内容だったことから、投資家にはサプライズとなった。
ユーロ/円は2.4%高の120.23円。2011年3月以来の大幅な
上昇率となった。一時2011年5月以来の高値となる120.31円をつけた。
ユーロ/ドルは直近で0.7%高の1.3380ドル。
ロイターは関係筋の話として、日銀が来週の金融政策決定会合で事実上の物価目標を
2%に引き上げるとともに、達成が見通せるまで無制限に国債買い入れなどの
金融緩和を続けることを検討すると報じた。
TD証券の通貨ストラテジスト、グレッグ・ムーア氏は、この報道で日銀が積極的な
緩和策を打ち出すとの観測が裏付けられたとし、これは円にとってかなりの
下げ材料だと述べた。
円は、甘利明経済再生担当相が自身の過度の円安を懸念する発言は
正しく解釈されていないと述べたことを受け、オーバーナイトで急落した。
ソースは
URLリンク(jp.reuters.com)