13/01/11 08:53:12.45
シャープの12年10~12月期の連結営業損益が、当初計画の赤字から黒字転換したことが
10日、分かった。黒字は11年7~9月期以来、5四半期ぶりで、黒字幅は200億円前後。
シャープは主力取引銀行からの融資の条件として、12年度下期(12年10月~13年3月)の
営業黒字化を求められている。シャープの13年1~3月期の業績はさらに好転することが確実で、
下期営業黒字の実現が濃厚となった。融資の条件を満たす見通しになり、経営再建に向けた課題の
一つをクリアした形だ。
シャープは昨年11月に発表した12年9月中間決算で1688億円の営業赤字を計上。
13年3月期通期の営業損益見通しも赤字幅を1000億円から1550億円に拡大した。
ただ、12年度下期については138億円の黒字と予想。12年10~12月期までは赤字で、
13年1~3月期で挽回して黒字転換する計画だったが、再建の道筋が見えないことなどから、
米大手格付け会社から投機的等級に格下げされるなど計画達成が不安視されていた。
だが昨秋以降、液晶テレビの需要回復や世界で初めて成功した省エネの
「IGZO(イグゾー)」液晶の量産が軌道に乗った。また、独自のプラズマクラスターイオンを
搭載した空気清浄機などの白物家電も好調で、12年9~12月の単月の売り上げが
それぞれ前年同月を上回った。さらに、円安進行による輸出拡大も利益を押し上げた形だ。
みずほコーポレート銀行と三菱東京UFJ銀行の主力2行は昨年9月末、シャープが12年度
下期の黒字化計画を提出したことを受け、3600億円の融資枠を設定し、一部は実際に融資した。
営業黒字化が濃厚になったことで、今後の融資も受けられる見通しとなり、再建に向けて
大きく前進する。
今年9月に償還期限を迎える社債約2000億円についても、主力行などから融資などを
受けられる可能性が高まった。14年3月期の最終(当期)損益の黒字化が最終的な目標で、
今後、収益拡大を続けられるかが問われる。
ソースは
URLリンク(mainichi.jp)
シャープ URLリンク(www.sharp.co.jp)
株価 URLリンク(www.nikkei.com)
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