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「カード番号を入力するのが怖いからネットでクレジットカードは使わない」。数年前までは
そんな声も少なくなかった、ネットショッピングでのクレジットカード利用。しかし、MMD
研究所(モバイル・マーケティング・データ研究所)が行った「クレジットカードの利用に
関する実態調査」によると、今や20~40代の多くにとって最もクレジットカードを利用する
場所は「ネットショッピング」だという。
調査は2012年12月3日~12月6日。調査対象は全国に住む20歳~49歳の男女。調査方法は
インターネットアンケート。有効回答数は1335人。
■ネットショッピング市場は8兆円超に--
まず調査では、クレジットカードを持っていると答えた全体の83%にあたる1108人に
「日常的にクレジットカードを利用する場所」を複数回答で聞いたところ、「ネットシ
ョッピング」と答えた人が最も多く、73.0%。次に多かった「家電量販店」(45.3%)を
大きく上回った。3番目以降は、「デパート・百貨店」(38.7%)、「スーパーマーケット」
(34.9%)、「ETC」(33.8%)、「ガソリンスタンド」(31.9%)と続く。
●グラフ URLリンク(diamond.jp)
ネットショッピングではクレジットカード決済のみのサービスも多いことや、代引きや
振り込みと比べて手間や手数料などの負担が少ないことが理由と考えられる。しかし、
社会に出る前からamazonなどでネットショッピングを経験している20代に比べ、
30~40代以上の中には数年前までは「ネット上でカード番号を入力することに抵抗がある」
と言う人も少なくなかった。
2年ほど前まではネットショッピングでクレジットカードを利用することに抵抗を感じていた
という40代の男性は、「信頼できる運営会社が行っているサービスを利用する際に初めて
クレジットカードを使った。それから抵抗が少なくなった」と語る。
昨年2月に経済産業省が発表した「電子商取引に関する市場調査」によれば、2011年の
BtoC-EC市場は前年比108.6%の8兆4590億円。特に「医薬化粧品小売業」「衣料・アクセ
サリー小売業」「食料品小売業」などの業種は対前年比が大きかった。また、同調査によると、
2010年の時点ですでに決済はクレジットカードが最多(68.3%)となっている。(※続く)
◎URLリンク(diamond.jp)