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インターネットオークション「ペニーオークション」をめぐり、手数料名目で現金を
だまし取ったとして、京都府警は7日、詐欺容疑でオークションサイトの運営業者の
男ら3人を逮捕した。
ネット関連会社役員の男（30）についても同日午後に再逮捕する方針。
入札開始価格などは低額で参加しやすいが、落札できなくても入札のたびに手数料が
必要になるなど、トラブルが相次いでいるペニーオークションの摘発は、全国初と
みられる。
捜査関係者によると、逮捕された男3人は、ペニーオークションのサイトを
複数運営していたが、サイトを不正に運用し、入札参加者から手数料名目で現金を
だまし取っていたとみられる。
会社役員の男は、スマートフォンのアプリを装い、電話帳データを抜き取るウイルスを
保管したとして、不正指令電磁的記録（ウイルス）保管容疑で京都府警が10月に
逮捕していた。男は出会い系サイトの運営などにも携わっていたとみられている。
京都府警は11月、「電池長持ち」などとうたった無料アプリをダウンロードした
京都府内の男女3人のスマートフォンを、ウイルスに感染させたとして、
ウイルス供用容疑でこの男を再逮捕していた。
【用語解説】ペニーオークション
インターネットオークションの一種で、英国の1ポンドの100分の1の通貨単位
「ペニー」にちなんで名付けられ「非常に安い」という意味。
通常のオークションサイトと異なり、ほとんどの場合、運営業者と出品者が同一に
なっている。
オークション開始時の価格が0円など格安に設定されているが、入札1回につき
50～75円程度の手数料が発生するのが特徴。1回の手数料は少額だが入札を重ねると
手数料もかさむ。
落札できなくても手数料は返金されずサクラなどを使った不正運用が問題になっている。
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