12/12/10 09:09:49.26
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米半導体大手クアルコムと次世代パネルの共同開発を決めたシャープ。
両社が開発する新型パネルには経営再建中のシャープにとって“虎の子”といわれる
液晶技術「IGZO(イグゾー)」が応用される。
この新技術で難局の打開を目指すが、IGZOの基本特許は科学技術振興機構
(JST)が保有し、韓国サムスン電子などにもライセンス供与。
「IGZOは1、2年で陳腐化する」(業界関係者)との指摘もあり、
起死回生を図るための「切り札」としてはあまりにも心許ない。
■生みの親は東工大教授
IGZOは、シャープが開発した液晶技術の名称のように思われがちだが、
実はそうではない。
IGZOとは「インジウム(In)-ガリウム(Ga)-亜鉛(Zn)-酸素(O)」
からなるアモルファス酸化物の略称。東京工業大学の細野秀雄教授らが発明した
高性能の薄膜トランジスタ(TFT)に使われている透明アモルファス酸化物半導体の
一種で、特許は科学技術振興機構(JST)が保有している。
シャープは、この細野教授らの「発明」といえる基本的な特許をベースに、液晶への
応用と量産化のための製造技術を確立。
これらについては半導体エネルギー研究所(神奈川県厚木市)とともに、特許を
取得しているほか、今秋にはIGZOの商標権を取得し、「IGZO」はシャープの
ブランドとなった。
大型液晶への過剰な設備投資が収益を圧迫し、経営危機を招いたシャープ。現在、液晶は「中小型」に注力しており、その中核が高精細でありながら低消費電力の「IGZO液晶」だ。
IGZO液晶の技術については、米半導体クアルコムと共同開発する次世代パネルの
回路部分に応用。また、提携関係にある台湾・鴻海(ホンハイ)精密工業も技術供与を
望んでいるほか、主要銀行がシャープへの追加融資を決めたのはIGZOを中心とする
技術力に対し理解を示したからともいわれている。
-続きます-