12/11/27 11:32:18.01
来春卒業予定の大学生の10月1日時点の就職内定率は63.1%(前年同期比3.2ポイント増)で、
過去最低だった2010年10月の57.6%から2年連続で前年を上回ったことが27日、
文部科学、厚生労働両省の調査で分かった。
ただ、2008年のリーマン・ショック以前の水準には戻っておらず、依然厳しい状況が続いている。
卒業予定者約55万5900人のうち、10月段階で約15万6700人が内定を得ていないとみられる。
全国の国公私立の大学62校、4770人を抽出し、就職希望者(76%)に占める内定者の割合を
調べた。
今回は3年ぶりに60%を超えて「改善傾向」となったが、06~08年の68~69%台には
戻っていない。
文科省学生・留学生課の担当者は「最悪期は脱したが、政治や景気動向が不安定な状況は続いている」
と見ており今後厚労省と協力し、ハローワークを通して大学生に就職先を紹介するなど支援を強化する。
国公立大は68%(前年同期比0.6ポイント増)、私立大が61.5%(同4.1ポイント増)。
文理別では、文系62.4%(同2.7ポイント増)、理系66.8%(同6.2ポイント増)。
男女別では、男子の63%、女子の63.2%はほぼ同じだったが、前年からの伸び率では
男子の1.3ポイント増に対し女子が5.5ポイント増と、女子が大幅に上昇した。
地域別では関東地区(67.2%)が最高で、中国.四国地区(49.5%)が最低だった。
担当者は
「女子の方が熱心に活動した結果ではないか。また、地域によって企業が内定を遅らせていたり、
学生が地域をまたいで就職活動をするため、来年にかけて地域差は縮まる」と見ている。
経団連が倫理憲章を改定し、就職活動の開始時期を従来より2カ月遅らせ昨年12月からとしたが、
大きな影響は見られなかった。
一方、厚労省によると、高校生の就職希望者の9月末時点の内定率は、昨年から0.5ポイント減の
41%。求人倍率は0.09ポイント増の1.01倍だった。岩手、宮城、福島の被災3県は、
岩手が0.2ポイント減の48.7%▽宮城が4.5ポイント増の38.3%▽福島が
3.1ポイント増の39.9%だった。
ソースは
URLリンク(mainichi.jp)
“就職内定率の推移”というグラフは
URLリンク(mainichi.jp)
厚労省のサイトURLリンク(www.mhlw.go.jp)から、平成24年度「大学等卒業予定者の就職内定状況調査」
URLリンク(www.mhlw.go.jp)