12/11/13 09:18:54.97
ソースは
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男性の「薄毛」に対する悩みは、年々、根深くなっているようだ。近ごろ大正製薬が
薄毛不安を抱える20代~50代男性600人に意識調査を行ったところ、やはり
ネガティブイメージが先行する結果となった。
■薄毛になることは大問題/43.0%
■出世しなくてもいいから、薄毛にはなりたくない/42.2%
■薄毛は恥ずかしい/74.0%(4人中3人)
■薄毛であるだけで人生損をすると思う/76.0%
いずれの調査結果も対象者すべての平均値で、若者だけを抽出してみると数値はさらに
高くなる。20代男性で「薄毛は恥ずかしい」と答えた人は85.3%、
「薄毛であるだけで人生損をすると思う」に至っては実に88.0%にのぼった。
中には、そこまでウジウジと神経質にならなくても……と、明るくポジティブな
薄毛男性もいるはずだが、どうやらそれも昔の価値観らしい。
昭和大学准教授で著書に『ハゲを生きる~外見と男らしさの社会学』がある社会学者の
須長史生氏の指摘。
「気にしなければいいじゃないかと考える“ポジハゲ”の人は、仕事が人一倍できるとか、
スポーツ万能とか、『ハゲ』を補うに充分なソースがあるエリートです。
もちろん、仕事もスポーツも頑張って、そんな偏見を努力と根性で吹き飛ばせば
いいのですが、今どきの若者は暑苦しく克服するよりも、日常でからかわれたり
しないように振る舞うことのほうが大切なんです」
薄毛が「からかい」の格好の材料になっている現象は、若者を取り巻く社会的背景とも
大いに関係がある。
「プライベートでも職場でも、ますますコミュニケーションが希薄になる中、表面的に
褒め合う『やさしい間柄』を築き、何となく友達っぽい人間関係を維持する傾向が
あります。その際、太っていたり薄毛だったりという外見は、からかわれやすい。
そんなターゲットにされて傷つきたくないのが若者のホンネなのでしょう」(須長氏)
入社3年前後の社員の約4割が「出世したくない」とのデータが出るなど、
内向き志向の若者たちの生態は批判の的にもなっている。
具体的な仕事の成功は二の次で、個人の人間関係を優先したい気持ちが、ついには
薄毛へのコンプレックスをも高めてしまったのだろうか。
-続きます-