【コラム】ニートが揺るがす「勤労」の幻想 無職たちは合法的略奪を目指す [12/10/27]at BIZPLUS
【コラム】ニートが揺るがす「勤労」の幻想 無職たちは合法的略奪を目指す [12/10/27] - 暇つぶし2ch1:依頼@@@@ハリケーン@@@φ ★
12/10/27 19:45:49.02
今回はRootportさんのブログ『デマこいてんじゃねえ!』からご寄稿いただきました。

■ニートが揺るがす「勤労」の幻想/無職たちは合法的略奪を目指す

「うちの息子が、いい年こいてまともな仕事についてなくて……」

大人の集まる飲み会では、必ずこういう愚痴を耳にする。

ニートや非正規雇用者の数はうなぎ登りに増えていて、すでに「ニュースの向こう側の世界
」の出来事ではない。あなたの家族・親戚にも、一人ぐらいは「まともに働かない大人」が
いるはずだ。もしかしたら、あなた自身がそういう立場かも知れない。私たちはすでにこの
問題の当事者だ。

このことを考えれば、イギリスの暴動は私たちにとって対岸の火事ではない。ロンドンで
暴動を起こしたのは無職の若者たちだった。彼らは「打ちこわし」という違法な手段を
使って略奪に走った。「無職」かつ「不良」な人間が一定数を超えると、あのような犯罪が
起こる。しかし日本で増えているのは、無職かつ「善良」な人々だ。そういう人たちは
違法行為には手を染めない。合法的な略奪を狙う。

そもそも「勤労」という概念は、産業革命によって生まれた。それ以前は生活の一部だった「
生産活動」を賃金労働に置き換えて、家族生活から切り離したのが「勤労」だ。せいぜい
二百年程度の歴史しかないのに、私たちは「働くこと」がヒトの生得的な行動だと盲信している。

ところが人間の生産活動を「勤労」と「家事」とに分断したことで、「男は男だから偉い
んだ」という稚拙な社会を強化する結果になった。勤労という概念は、じつはそんなに
優れたものではない。

もちろん「働かざるもの食うべからず」という考え方は大昔からある。なぜなら大昔は
「ごくつぶし」を養えるほど社会が豊かではなかったからだ。逆にいえば「働かずに生きて
いる人」の存在は、社会の成熟を意味している。例えばアリの巣では、三割ぐらいの働き
アリは仕事をしていない。もしも働かない個体の存在を許さないのならば、私たちの社会は
アリ以下だ。

つまり、働きたくないやつは、働かなくてもいいんじゃねーの?

そう気づいたからこそ、ロンドンの若者たちは略奪に走った。彼らには政治信条がないと
いう。それもそのはず、現代の「政治」は貨幣経済や賃金労働を土台としており、彼らは
その土台そのものを壊そうとしている。つまり私たちは「幼稚な社会」の終焉を目の当たり
にしているのだ。豊かなはずの先進諸国で増え続ける無職の若者たちは、人類を次の
ステージに推し進め、幼年期の終わり*1をもたらすオーバーロードである。

*1:「幼年期の終り」アーサー・C・クラーク (著) 福島 正実 (翻訳)
URLリンク(www.amazon.co.jp)

日本でも同じだ。アリの場合は三割だった。人口の三割といえば、民主主義国家では一大
勢力となる。もしも「無職」が団結すれば、世の中は簡単に変わる。働かなくても食って
いける制度を作るのもたやすいだろう。それは社会福祉の名を借りた合法的な略奪だ―
少なくとも、働いている人からすれば。

でも、やっぱさぁ、働かない人の存在を受け入れるのは社会の成熟の証だし、働けない人を
無理やり働かせようとしても年間三万人の自殺者リストに新しい名前が加わるだけだと
思うんだよね、俺は。

ソース
URLリンク(getnews.jp)

(つづく)


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