12/10/12 08:10:27.32
警察庁から委託を受けてインターネット上の犯罪に関する情報を監視している民間団体が今年上半期(1~6月)、
総合掲示板「2ちゃんねる」に削除を要請した違法情報は311件で、前年同期(3122件)の約10%に大幅減少したことが11日、分かった。
同庁は「自主的に削除するケースが増えた可能性がある」とみるが、要請に応じた削除率はなお低く、悪質事案には厳正な対処を続ける。
ネット上の違法情報や殺人請負、集団自殺呼び掛けなどの有害情報は、
民間団体「インターネット・ホットラインセンター」(IHC)が民間からの情報を集約。
削除要請をしたり、警察へ通報したりしている。
ネット全体でみると、今年上半期に削除を要請した薬物広告や児童ポルノなどの違法情報は、
前年同期比8.5%減の6887件で、うち88.8%が削除された。削除率は前年同期の57.9%から上昇。
未削除の情報は771件で、同75.7%減となった。
2ちゃんねるに限ると、削除要請の44.4%に当たる138件が削除された。
削除率は前年同期の3.1%から大幅に上昇したが全体に比べるとなお低く、173件が削除されずに残った。
ネット全体について削除要請した違法情報の内訳は、わいせつ関連が4432件と約60%を占めた。
以下、薬物広告1207件、口座売買662件など。
「チャーリー」「アイス」などの隠語を使って薬物の取引を持ち掛けた書き込みも削除要請の対象になった。
2ちゃんねるを巡っては、違法薬物の売買を持ちかける書き込みをした50代の男が昨年5月、
覚せい剤取締法違反(営利目的所持)容疑で警視庁に逮捕された。
さらに管理人がこの書き込みを放置したことが麻薬特例法違反(あおり・唆し)ほう助容疑に当たるとして、
同庁は昨年11月以降、札幌市のコンピューター関連会社など約10カ所を家宅捜索。
押収資料の解析や関係者の事情聴取を進めている。
警察庁の片桐裕長官は今年5月、「違法情報と知りながら放置し、犯罪をほう助しているとみられる悪質なサイトには
、刑事責任の追及も含めて必要な措置を講じる」として、厳正な姿勢で臨む考えを示している。
URLリンク(www.nikkei.com)
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