12/10/09 15:39:04.00
国際通貨基金(IMF)は9日、世界各国の財政に関する報告書を公表した。
日本について、消費税率を10%まで引き上げても、政府の債務を減らすには
不十分と指摘した。その上で、「政府債務を削減する断固たる計画が必要」と
強調した。
記者会見したコッタレリ財政局長は、日本について
「短期的には経済活動を支える必要があるが、財政の調整が行われないと
リスクが大きくなる。中期的には消費税率はさらに引き上げが必要だ」と
述べた。
国別の財政赤字の国内総生産(GDP)比の見通しでは、日本の財政状態の
悪さが際立っており、日本は2012年が10・0%、13年が9・1%で、
いずれも最も高かった。
米国も12年が8・7%、13年が7・3%と緩やかな改善にとどまる。
ユーロ圏は、全体では12年の3・3%から13年は2・6%に下がるが、
債務危機に苦しむスペインは12年が7・0%、13年が5・7%と高水準を
見込んだ。
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