12/10/04 12:28:54.80
ソースは
URLリンク(www.news-postseven.com)
[1/2]
北京空港300億円、上海空港400億円、北京―秦皇島間鉄道拡充870億円、天生橋水力発電1180億円。
これらは現在に至るまで日本が施した対中ODA(政府開発援助)の実績である。
中国へのODAが開始されたのは1979年に遡る。
当時の大平正芳首相の「より豊かな中国の出現が、よりよき世界に繋がる」の号令で始まった。
2010年までの累計は3兆円超だ。
さぞかし感謝されていると思いきや、日系の商業施設などを次々と破壊する中国国民の姿からは
その心を微塵も汲み取ることができない。
だが、それもそのはず、中国国民にその存在はほとんど知られていない。
例えば北京空港ではフロア片隅に「この空港は日本の援助でできた」との小さなプレートがあるだけだ。
インフラ整備はあくまで国民の努力の産物として伝えられている。
そんな中国に北京在住のジャーナリスト・王錦思氏が対中ODAの正しき姿を広めようとしたのは
2008年のことだった。
「日本のODAを正当評価」―これは王氏が2008年に政府系雑誌に寄稿したレポートである。
「日本が中国にとって最大の援助国で外国からの援助の66.9%(2000億元=約2.5兆円)が
日本からもたらされた」
「援助の多くが鉄道、道路、空港などのインフラ整備にあてられた」
などと記されている。
さらには、
「中国の転換点は1978年のトウ小平の来日にある」
「国民所得倍増計画に強い関心を示したトウが採用した“日本モデル”が現代中国の国家形成に
強い影響を及ぼしている」
との持論まで展開しているのである。
王氏は反日思想の持ち主。そんな王氏が「日本のODA」を評価しただけに驚きを持って
言論界では受け止められた。
学生たちを中心に
「日本が中国の発展に寄与していたなんて知らなかった」
「中国政府はなぜ今まで国民に黙ってきたのか」
との声があがったという。その後日本の対中ODAについて研究し、論文を発表する学生たちが続出した。
-続きます-