12/09/18 22:32:16.20
◇「人生に目標を」83歳、店移転決断
八ッ場ダム(長野原町)の「建設中止」表明から17日で3年。昨年12月、建設継続が
決まったが、いまだ本体着工のめどは立たず、住民からは焦りや失望の声が聞こえてくる。
「3年たったけど何もできていないよ」。星河由紀子町議(69)はこの日、16年前に
ダム問題の過労で亡くなった夫の墓前に報告した。前田国交相(当時)が地元に建設継続を
伝えに来た際は「なんてすてきなクリスマス」と感謝したが、今では「サンタさんはどこかに
行っちゃった」とあきれる。
ダム中止表明後の2010年4月から「先行きが見えない」と休業した川原湯温泉の老舗旅館
「柏屋」の豊田治明会長(76)は「代替地ができず、生活再建も進まない。3年も放置され
たら、たまらない」と怒り心頭だ。
休業などが相次ぎ、温泉街唯一の土産物屋「お福」。人気アイドルグループがテレビ番組で
手伝いに訪れ、話題になった。樋田ふさ子さん(83)は、3年前を振り返り「私たちの人生、
何なのか。地元で賛否が割れ、やっとまとまった話なのに」と吐露する。
樋田さんは建設継続を受け、ダム湖に臨む高台の代替地に移転する決意を固め、11月着工、
来年6月開業を目指している。「予定は狂うかもしれないけれど、商売を再開させたい。
長年ダム問題で苦労してきたので、人生の目標を立てないと生きがいも希望も見いだせないから」
と、自らに言い聞かせるように語った。
●来年6月の代替地移転を決断した樋田さん
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