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中でも、元社員の次のような証言は、ユニクロという会社を端的に現している。
《「ユニクロにはオリジナルのコンセプトというものがない。
言い換えれば、洋服を作る上での本質がない。ユニクロ
のヒット商品である、フリース、ヒートテック、ブラトップと
つなげてみても、どういう洋服を作りたい企業なのか
さっぱり見えてこない。ユニクロで働いているときは、
いつも“一流のニセモノ”を作っているという気持ちから
逃れることができなかった。それでも、ユニクロが
日本のアパレル業界で圧倒的な強さを維持している
のは、生産管理や工程などについての細かな
決めごとを徹底的に実行しているからだ」》(p.56)
いくら柳井正という経営者の考え方や、ユニクロの経営手法に
ついて書かれたものを読んでも、何か面白みに欠けるのは、
この「哲学の無さ」にあったのだろうと気づかされた。また、
柳井の後継者が決まらない最大の理由も、継承すべき理念が
無いことに起因していると思われる。