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8月29日、人民網日本語版によると、中国海洋石油総公司は28日に公式サイトを通じて、
中国海域での2012年第2段事業で開放・入札を行う26ブロックの詳細な情報を明らかにする
とともに、海外企業との協力を進める方針を明らかにした。中国海洋石油が公式サイトを
通じてこうした情報を発表したのは、今年は6月23日に続いてこれが2回目だ。国際金融報が
伝えた。
アモイ大学中国エネルギー経済研究センターの林伯強(リン・ボーチアン)主任が同日述べた
ところによると、中国海洋石油は中国の海上における石油開発・生産・探査分野の第一人者
として、こうした取り組みによって、中国周辺海域での、とりわけ南シナ海での石油・天然
ガス資源の開発を加速しようとしていること、企業の業績と石油・天然ガス生産量に対する
信頼感を強化しようとしていることを明らかにしたのだという。
■開放範囲がさらに拡大
今年に入ってから、中国海洋石油は海上における石油・天然ガス資源の開発の加速に努めてきた。
4月にはイタリアの石油・ガス会社エニと、南シナ海30/27深水ブロックでの生産分与契約(PS
契約)を結び、新海域での石油探査に取り組んだ。5月9日には「移動する国土」と呼ばれる
第6世代深水半潜水型石油掘削プラットフォーム「海洋石油981」が香港の南東320キロの
南シナ海茘枝湾6-1ブロックに初めてステーションを建設し、中国海洋石油の海上資源開発の
新たなページを開いた。
6月23日には、南シナ海周辺の石油・天然ガス資源をにらみ、南シナ海の関連エリアで総面積
16万124.38平方キロメートルに上る9つのブロックを開放・入札するとの情報を明らかにした。
8月28日には、中国周辺海域の26ブロックを開放することを明らかにした。
中国海洋石油のサイトで公開された資料によると、この26ブロックの総面積は約7万3754平方
キロメートルで、6月に開放・入札が発表されたブロックの面積の半分にも満たない。
6月発表のブロックと今回発表されたブロックとのもう一つの違いは、今回は開放されるエリアが
南シナ海エリアにとどまらず、渤海湾のブロックが1カ所、東海麗水の低地にあるブロックが
3カ所含まれていることだ。この4ブロックはいずれも水深の浅い開発ブロックだ。
具体的にいえば、渤海湾で開放されるのは05/31ブロック。渤海湾西部海域の低地と南堡の
低地との境界に位置し、面積は270平方キロメートル、水深は約5-15メートル。東海麗水で
開放されるのは32/36ブロック、41/08ブロック、33/02ブロックで、いずれも水深は80
-100メートルだ。
これ以外の22ブロックは南シナ海に位置する。東部エリアが18カ所で、うち中深層のブロック
が5カ所、単一構造のブロックが5カ所、深水のブロックが3カ所、水深の浅いブロックが5カ所で、
珠江口盆地に位置するものが多い。また、南シナ海西部に4つの開放ブロックがあり、いずれも
瓊東南盆地と鶯瓊盆地が接する地点にある。(※続く)
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