12/08/29 11:50:13.00
トヨタ自動車は2014年をめどに、タイで高級車ブランド「レクサス」の
海外向け中型セダン「ES」を現地生産する検討に入った。
新興国でのレクサスの現地生産は初めて。
15年以降の米国でのES生産も検討を開始。
国内生産にこだわるレクサスブランドでも、一部の量販車種では現地生産に
踏み切る。
ESは、日本を除く世界で7万4千台(11年実績)を販売。
スポーツタイプ多目的車(SUV)「RX」と並び、世界全体で約40万台の
レクサス販売をけん引する基幹車種だ。
トヨタ子会社の「トヨタ自動車九州」(福岡県宮若市)で生産し、7月に
全面改良された。
タイでの生産は当面、同国内向けにひと月100台前後の少量にとどめる。
新興国の市場動向を見極めながら、生産台数増も検討する。
レクサスは高品質が求められ、部品を含め日本で生産するのが基本。
海外では唯一、カナダで「RX」を日本から送った部品で組み立てている。
タイのES生産も、組み立て生産の計画だ。
トヨタはタイの生産拠点をアジア・オセアニア地域の中核拠点に位置付けて
おり、工場の技術レベルは高いと判断。タイでは、足回り部品がESと
共通の中型セダン「カムリ」を生産している上、部品の輸出は完成車より
関税が安く、現地生産にメリットがある。
一方、北米はレクサス世界販売の約半数を売る最も重要な高級車市場。
円高で日本からの輸出は採算が悪化しており、品質や採算性の確保にめどが
立った段階でESの米国生産を具体化させる。
(中日新聞)
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