12/08/27 09:10:20.64
インド国籍労働者ショポンさんが亡くなった。ショボンさんは東京薪市場(運営会社ハラカタ
ヴァルト 代表 鈴木洋樹)で薪の配送業務を行ってたが、作業中の事故で重傷を追った。
しかし雇い主は労災に入っていないということで放置、その挙句、働けないからと宿泊していた
会社内から追い出すという仕打ちを重ねていた。ショボンさんは友人の紹介でAPFS労組に頼り、
同労組の世話で労災や休業補償を勝ち取った矢先、無理がたたって病死した。同労組は8月19日、
ショボンさんの組合葬をとり行うと同時に、警察(保護責任者遺棄)、労働基準監督署(労基法違反、
労災法違反等)への告発を含め「社会的包囲網」路線で闘う方針を打ち出している。
以下、APFS労組の訴えを紹介する。APFS労組は日本で働く外国人労働者と日本人労働者が作る
個人加入のユニオンで、外国人労働者の人権を守ることをめざして活動している。(日刊ベリタ)
以下、APFS労組の訴えから―
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インド出身のショポンさんは東京薪市場(運営会社 ハラカタヴァルト 代表 鈴木洋樹)で
薪の配送業務を行っていました。早朝5時から深夜まで、一日18時間も働いても日給6000円という
劣悪な労働条件でした。
本年3月12日、薪置き場内でハシゴに上っての作業中、頭上から崩れてきた薪を避けようと
飛び降りた際、左足が木片の上に着地してしまい左足踵骨折の傷を負ったショポンさんは、
鈴木社長に病院へ連れて行ってほしい、と懇願しましたが「うちは労災保険に入ってないから」
と社長はこれを無視。事故後6時間以上にわたり苦しむショポンさんを助手席に乗せたまま
薪の配送を続けました。翌日、友人に連れられ病院へ行き治療を受けたものの、ショポンさんは
社会保険にも国民健康保険にも加入していなかったため全額自費で支払わねばなりませんでした。
病院では急いで手術を受けるよう指示されましたが、経済的に無理な話でした。ショポンさんは
会社事務所に寝泊まりしていたため、ただひたすら安静にしているしか術はなかったのです。
ところが、一週間後、なんと鈴木社長は「もうお前は働けないな。すぐに出ていけ!」と
ショポンさんを放り出してしまったのです。困ったショポンさんは、友人の紹介でAPFS
労働組合へ駆け込んできました。当組合は緊急性に鑑み、事業主証明空欄のまま直ぐに渋谷
労働基準監督署労災課へ申請。「とりあえず」治療費だけは労災扱いとなりました。
しかし、時はすでに遅く、骨は変形したまま固まっていました。それどころか、長く放置して
いたため左足が壊死してしまっており腐った肉を取り除く緊急手術が必要、と診断されてしまい
ました。最悪、膝下からの切断も覚悟するように、と宣告されました。幸い、菌がそれほど
深く入りこんでいなかったため、切断は免れましたが、左足はほとんど使えない事態となって
しまいました。
退院後、ショポンさんは組合に仮住まいし、必要最低限の生活費を組合闘争資金でまかなう
状態が続きました。東京薪市場は組合からの団交申入れも拒否し逃げまわりました。のみならず、
労働基準監督署の事情聴取で「彼はときどき手伝いにきていただけ。雇用関係はなかった」など
と虚偽を主張したのです! (※続く)
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