【電力】日本の地熱発電のポテンシャルは"原発119基分に相当"する? [08/01]at BIZPLUS
【電力】日本の地熱発電のポテンシャルは"原発119基分に相当"する? [08/01] - 暇つぶし2ch1:ライトスタッフ◎φ ★
12/08/01 11:27:45.43
福島第一原発の事故以降、にわかに脚光を浴びる再生可能エネルギー(再エネ)。
連日のようにメガソーラーや風力発電など再エネを利用した発電計画が報じられ、
7月1日にスタートした固定価格買取制度も、普及への弾みをつけるものとして
期待されている。

再エネにはさまざまなものがあるが、弘前大学・北日本新エネルギー研究所の
村岡洋文教授は、こう断言する。

「太陽光、風力、バイオマス……再生可能エネルギーの中で、いま日本が最も開発
を急ぐべきなのは、間違いなく地熱発電です」

しかし、地熱発電という言葉自体、国民にはなじみが薄い代物。そもそもどのような
仕組みで発電するものか、村岡教授に解説してもらう。

「地熱発電にもいくつか方式がありますが、一般的なのは、地下2~3kmにある
熱水たまりに向けて地上から井戸を通し、その井戸から出てくる蒸気の力でタービン
を回し発電するものです。火力発電は石油や石炭を燃やして蒸気を起こしますが、
その代わりに天然の蒸気を使うと考えればわかりやすい」

初めて営業を開始した岩手県の松川地熱発電所(1966年~)をはじめ、日本では現在、
13ヵ所の事業用地熱発電所が稼働中だ。

固定価格買取制度で1kWh当たり27.3~42円(1kWh当たり42円の太陽光と
ほぼ同額)で電力会社が買い取ることが定められたのを受け、新規事業も立ち上がっている。
出光興産など9社は、2020年代初めの開業を目指し福島県の磐梯朝日国立公園内に
国内最大の地熱発電所を建設すると発表した。福島県の土湯温泉では、地元住民主導の
地熱発電が早ければ来年秋に稼働予定だ。

順調に普及に向けて動き出したかに見える地熱発電だが、村岡教授によると、「現在の
地熱発電の総量は54万kW。これは日本の地熱エネルギーのポテンシャルからすれば、
約1%しか生かせていない」という。

「実は日本は、アメリカ、インドネシアに次ぐ世界第3位の地熱大国なんです。地熱資源は
国によって大きな違いがありますが、100を超える活火山を抱える日本は、発電に利用
する蒸気のもととなる熱水が地下に多く存在する。そのポテンシャルを電力に換算すると
4240万kW。これは原発42基分に相当するんです」(村岡教授)

さらに、この発電量は飛躍的に伸びる可能性があるという。(※続く)

URLリンク(wpb.shueisha.co.jp)

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