12/07/28 22:21:48.56
2012年上半期の世界販売台数で2年ぶりの世界一に返り咲いたトヨタ自動車に対し、欧州自動車大手の“ラブコール”が相次いでいる。
独BMWとハイブリッド車(HV)などクルマの電動化技術で協業を決め、仏プジョー・シトロエン・グループ(PSA)とは欧州向け小型商用車の
生産委託で合意。いずれも先方からの要請に応える形で実現した提携で、欧州ではシェア4%のトヨタが存在感を際立たせている。その背景には何が…。
大阪・御堂筋。大阪市内の中心部を南北に縦断するメーンストリートを走る無数のクルマ。
業界首位のトヨタ製がやはり多いが、国産車に混じって外車も少なくない。なかでも存在感を高めているのが独高級車のBMWだ。
この日欧を代表するトヨタとBMWが蜜月関係を強めている。
・ディーゼルからEVに…ヨーロッパの「誤算」
「トヨタはHV技術を世界規模で飛躍的に普及させた企業だ」。6月末、独ミュンヘンのBMW本社で行われた会見で、
ノベルト・ライトホーファー会長はトヨタのHV技術をこうたたえた。両社の協業は燃料電池車やスポーツカーの共同開発など。
しかし、関係者は「(BMWの)本命は電動化、HVだ」と指摘した上で、トヨタのHV技術が欲しいため、
「BMWは自社が保有するスポーツカーの技術などを差し出すのでは…」と推測する。
欧州の主流はディーゼルエンジン。欧州自動車工業会の集計によると、西欧でのディーゼル比率は5割を超える。
しかし、将来的に比率がこれ以上は「上がらない」(自動車調査会社)との見方が一般的で、環境規制が強化される中、
ディーゼルだけでは対応しきれないためだ。
「ディーゼルの次はEV(電気自動車)」。欧州ではそんな見方が強かった。しかし、近年は「欧州でも次の技術として
HVなどが注目されつつある」と米コンサルティング会社、A.T.カーニーの川原英司パートナーは指摘する。
同社の予測によると、2020年の世界市場はHVが2割近くを占める一方、EVはわずか1%。
電池コストや充電インフラ整備などがネックとなって、EVの普及ペースは予想以上に遅い。
エコカーの最終形が何になるにせよ、当面の主役はHVとの見方が強い。「EVより先にHVが普及することは確実。
今回の提携に意外感はまったくない」と関係者は口をそろえる。
(>>2以下に続きます)
URLリンク(sankei.jp.msn.com)
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