12/07/12 15:45:24.56
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“携帯電話のつながりやすさの決め手”と言われる「周波数」。
最近では、ソフトバンクが「プラチナバンド」(携帯無線通信に最適とされる周波数帯域)での
サービスを開始することが話題になっているが、今後、キャリア同士の“つながりやすさ勝負”は
どのような展開を迎えるのだろうか?
全キャリアユーザーが知っておきたい“周波数の基本のキ”を、モバイル評論家の法林岳之氏に
解説してもらった。
◆携帯電話にもっとも適した周波数とは?
―そもそも“つながりやすい周波数”ってどういうことなんでしょうか?
法林:例えばオーディオのスピーカーを並べるとき、高音を出すスピーカーはちゃんと
向きを調整しないと音が聞こえないけど、低音を出すウーハーはどちらに向けても音が
響く……という現象がありますよね。携帯電話の場合も、周波数がちょっと低いほうが、
ビルなどの障害物を回りこんで電波が届くので“つながりやすい”と言えます。
具体的には、800MHz前後の帯域が、携帯電話にもっとも適しているとされています。
―それが、いわゆる「プラチナバンド」なんですね。
法林:そうです。ちなみにドコモやauは以前から800MHz帯を使っていたのですが、
3Gと呼ばれる第三世代ケータイが登場したときに、世界共通で使える周波数帯域として
2.1GHz帯を併せて使おうという流れになったんですね。
なので、2社はもともとプラチナバンドを持っていた。
ところがソフトバンクは、ボーダフォンが3Gの免許を取得したあとで携帯電話事業を
買収しているので、3G用には2.1GHzの帯域しか持っていなかった。
2.1GHz帯は電波に直進性があるので、ビルにぶつかったら反射したり遮られたりするため、
携帯電話としては不利なんです。
そんななか、ソフトバンクが“悲願”のプラチナバンド(900MHz帯域)を新たに取得しサービスを
開始する……というわけです。ちなみに、「プラチナバンド」とは700MHz、800MHz、
900MHzの帯域の総称です。
-続きます-