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7月3日、カー・デザイナーでありピニンファリーナの名誉会長であるセルジオ・ピニンファリーナが
自宅で亡くなった。86歳だった。最後の瞬間まで、妻のジョージアと息子のロレンツァ、パオロが
側にいたという。
セルジオ・ピニンファリーナは1926年9月8日にトリノに生まれた。そして1950年にトリノ
・ポリテクニックを卒業すると、父であり創業者であるバッティスタ・ピニンファリーナの
経営するカロッツェリア・ピニンファリーナに入る。
1960年には、会社のゼネラル・マネージャの職に就く。そして、良く1961年に父、パッティスタの
死に伴って、ピニンファリーナの屋台を継ぐことになる。以降、数々の名車を生み出してきた。
フェラーリでは250GT、デイトナ、BB、ディーノ、テスタロッサ、288GTO、F40、F50,エンツォ、
308、348、F355、360モデナ、458イタリア、456GT、550、612、FFといったほとんどのモデルの
デザインを施してきたし、その他でも、アルファ・ロメオでは164、スパイダー、GTV、プジョーでは
306、406、マセラティではグランツーリズモ、ボルボC70なども彼の手によるものだ。
4年前には長男、アンドレア・ピニンファリーナを51歳という若さで交通事故で亡くしたばかりであった。
なお、現在はセルジオの子供で、アンドレアの弟であるパオロ・ピニンファリーナが代表として
会社を引き継いでいる。
●セルジオ・ピニンファリーナ氏
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