12/06/30 23:51:23.22
稼いでいる芸人の母親が生活保護を受給していたことが問題視されて以来、テレビや雑誌
でも生活保護に関する特集が目立ちます。
受給人数や支給総額も増える一方なので、制度的に“もうモタない感”もありありで、
いろんな人が現行制度の問題を指摘、様々な制度改革案もでてきて、まさに“国民的議論
”の様相を呈しています。
ちなみに直近の発表では、受給人数は210万人らしいので、人口の1.65%、だいたい国民
の60人に一人が生活保護を受けている計算ですね。額の方は2012年の支給総額予想が
約3兆7千億円。現在の消費税収入が約10兆円なので、こちらはその4割弱にあたる規模です。
で、この件に関してのちきりんの提案は、ずばり
「生活保護以外の社会福祉制度全廃!」 です。
読み間違えないようにね。生活保護制度の全廃ではなく、生活保護制度以外、全廃ですよ。
生活保護制度以外の社会福祉って何だよ? というと・・・、
・公的年金
・医療保険
・障害者福祉
・雇用対策
・その他の福祉 があります。
それら社会保障支給費の総額は、厚生労働省の資料によると、下記のような感じ。
URLリンク(cdn-ak.f.st-hatena.com)
(グラフ内の“その他の福祉”=医療、年金、生活保護以外のすべての福祉の合計です)
日本の社会福祉予算の中では年金と医療保険等が圧倒的に大きく、それらを除く“それ
以外の福祉”との比率で見れば、生活保護もそこそこ目立つ規模になってきた・・という
感じですかね。
で、生活保護以外の制度を全部廃止するというのは、
・年金廃止
・医療保険廃止
・障害者福祉廃止
・雇用保険廃止
・その他の福祉制度も全部廃止して、
・生活保護だけ残す、という案です。
ソース
URLリンク(blogos.com)
(つづく)