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中教審=中央教育審議会の部会は、教員が多様化する学校現場の課題に対応できるよう、
大学4年間の課程に加えて大学院での「修士課程」の履修を義務づけ、実践的な力を
つけさせるべきとする最終報告をまとめました。
これは、25日開かれた中教審の部会で了承されたものです。
それによりますと、学校現場の課題が多様化し、国際化や少子高齢化など社会も変化するなか、
教員養成の在り方も見直すべきだとしています。
このため、現在の大学4年間の課程に加えて大学院での2年間の「修士課程」の履修を義務づけ、
長期間、学校現場に出向いて子どもとのコミュニケーションの取り方を学ばせるなど実践的な力
をつけさせるべきとしています。
しかし、これまでの議論で委員からは、「大学4年間の教員養成の質を高めるのが先ではないか」
とか「学費の負担が増し、教員をあきらめる学生が出るのではないか」など懸念の声も出ています。
これについて、部会の委員で教員養成に詳しい十文字学園女子大学の横須賀薫学長は「経済的
負担の軽減など課題は多いが、教員を目指す人が実践的な教育を受けられるよう期待したい」
と話しています。
最終報告では、現職の教員については、研修などで「修士レベル」の力をつけさせるとしていて、
この夏に開かれる中教審に報告されることになっています。
◎URLリンク(www3.nhk.or.jp)