【インタビュー】世界が注目する「暗黒の6・17」 クルーグマン独占インタビュー 「預金流出、そして恐慌が始まる」 [12/06/13]at BIZPLUS
【インタビュー】世界が注目する「暗黒の6・17」 クルーグマン独占インタビュー 「預金流出、そして恐慌が始まる」 [12/06/13] - 暇つぶし2ch1:依頼@@@@ハリケーン@@@φ ★
12/06/16 08:48:27.57
 ギリシャに続き、スペイン、イタリアもユーロを離脱するかもしれない

 欧州危機が「爆発寸前」に近づき、ついにユーロ(対ドル)が2年ぶりの安値に急落する
非常事態に陥った。クルーグマン氏は「ギリシャのユーロ離脱が、最悪のシナリオの
始まりとなる」と言い切る。

■取り付け騒ぎ、銀行崩壊へ

 私は以前から「ギリシャの財政再建計画は現実的に実行不可能だ」と言ってきた。すると
「ギリシャのデフォルト(債務不履行)は避けられないということか」と多くの人が聞いて
きたが、私の答えは一貫して「デフォルトせずにギリシャが再建する方法は見当たらない
」というものだった。

 その考えはいまも変わりはない。現実が私の言っていたようになってきている。もはや
ギリシャにはユーロを離脱し、そこから改めてやり直す以外に道は残されていない。

 では、ギリシャがユーロを離脱するのはいつになるのか。

 それはおそらく、早ければ6月だ。6月17日に予定されている再選挙で、財政緊縮策に
反対している急進左派連合が大勝すれば万事休す。少しは引き延ばすことができたとして
も、6月中に50%の確率でギリシャはユーロを離脱することになる。

 たとえ6月にそれが起こらなかったとしても、最終的には90%の確率でギリシャはユーロ
を離脱するだろう。

 そもそもギリシャの銀行はいま同国の中央銀行からカネを借りているが、その中央銀行
にカネを貸しているのはECB(欧州中央銀行)である。

 だが、ギリシャではすでに銀行からの「静かな取り付け騒ぎ」が起きており、ECBが
無制限にカネを貸さない限り封じ込められないほどになっている。

 さらにギリシャの銀行セクターは同国経済が破滅的になっていることで、借りたカネを
返す能力を失うリスクを抱えている。ECBがそんな銀行相手に、どこまで耐えられるかも
わからない。

 要するにECBが「NO」といえば、その時点でギリシャの銀行は機能しなくなる。そうなれば
ギリシャにとってはユーロを捨てる以外の道はなくなってしまうのだ。もちろんそのとき
は同時に、ギリシャがデフォルトすることになる。

 ギリシャのユーロ離脱。その影響は計り知れない。対応を誤れば、ユーロ圏で大パニック
が起こることになるだろう。

 ポール・クルーグマン。2008年にノーベル経済学賞を受賞した経済学の泰斗。プリンス
トン大学教授を務め、米ニューヨーク・タイムズ紙に寄稿するコラムがマーケットを動か
すと言われるほどの影響力を持つ。

 そんな氏がこのほど本誌の独占インタビューに応じた。ギリシャのユーロ離脱後に何が
起こるのか。続けて「その後」をこう語った。

 ギリシャがユーロを離脱すると、まずスペインとイタリアで銀行から大量の預金流出が
起こることになる。いわゆる銀行への取り付け騒ぎというやつだ。すでに「bank walk
(静かな取り付け騒ぎ)」がギリシャ、スペイン、イタリアなどの国々で起きているが、
これが「bank run(取り付け騒ぎ)」に発展してしまうということだ。

ソース:現代ビジネス
URLリンク(gendai.ismedia.jp)

(つづく)


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