12/06/13 23:10:32.92
18日から2日間の日程でメキシコで開かれる20カ国・地域(G20)首脳会議で、
野田佳彦首相が環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)交渉への参加表明を見送る
方針であることが13日分かった。今回表明を見送れば年内の交渉参加はいっそう
難しくなり、今後のルール作りで不利になる可能性が高い。
TPPの交渉参加をめぐり、野田首相は13日の参院予算委員会で「国民的議論を経て、
最終的な国益に沿って判断する。国内議論の熟度をみてからだ」と述べ、事実上、表明
見送りを認めた。TPPの是非についての党内調整ができていないためとみられる。
社会保障・税一体改革で党内対立が深まる中、反対意見が根強いTPPの議論は
「持ち出すに持ち出せない」(政府関係者)状況にある。党の経済連携プロジェクト
チームも会期末までに意見集約を終える予定だったが、参加の結論は先送りする方向だ。
G20は首相とオバマ米大統領が同席する今年最後の国際会議の場。9月にロシアで
開かれるアジア太平洋経済協力会議(APEC)には、オバマ大統領は欠席する見通し。
「TPPは事実上、米国との交渉」(外交筋)となるだけに、今回の表明の見送りは
重要なタイミングを逃しかねない。参加表明が遅れるほど、交渉での発言力も弱まる
恐れがある。13日に始まった豪州との経済連携協定(EPA)締結交渉も難航しており、
TPPのハードルは高くなるばかりだ。
◎URLリンク(sankei.jp.msn.com)
◎関連スレ
【経済連携】TPP交渉9カ国、日本などへの対応は未定=米通商代表部(USTR)[12/06/06]
スレリンク(bizplus板)
【経済連携】TPP参加なら兵庫県内農家、最悪6割減 高齢化追い打ち衰退加速--県が予測 [06/03]
スレリンク(bizplus板)